過去問題の使い方~いつ始める?効果的な解き方を学ぼう~

 
中学生のための高校受験基礎知識 中学生のための高校受験基礎知識

保護者の方へ

中学生がいだく高校受験の疑問を、わかりやすく解説します。
保護者の方は、ぜひお子さまに共有していただき、
ご一緒にお読みください!


高校受験のための勉強で、最後に取り組むのが、過去に志望校で出題された入試問題、つまり過去問だ。
「いつから始めるの?」「何年分やればいいの?」「どんなふうにやれば効果があるの?」「何か注意点は?」といったすべての疑問に答えるので、いま過去問真最中の人は、適切な演習が出来ているか確認してみよう。
また、中1・中2の人もぜひチェックしてほしい。過去問について知ると、受験勉強全体の進め方も見えてくるよ。

01

高校受験で
過去問題集を解く意味

男子生徒

過去問はやらなくちゃいけないんですか?

絶対にやった方がいい。
過去問演習には3つの意味があるんだ

先生
 

過去問題集を解くことで学べること

  • 1合格するのに克服しなければならない課題がはっきりする
  • 2志望校の入試の傾向と対策がわかる
  • 3時間配分など試験当日を想定した対策を練習できる

入試会場で問題を見たときのことを
想像してみよう。

先生キミが過去問をやらずにその場に臨んだとすると、どんな問題が出ているのか、難易度はどうなのか、様子をつかむのに時間が必要だ。私立高校などでは毎年定番のように同タイプの問題を出すこともあるけれど、キミはそれを知らないので問題を見てから考え始めることになる。
一方キミの横にいる受験生は過去問の演習をしっかりやってきている。だいたいどんな問題が出るか予めわかっているのでさっと全体を見渡して方針を立て、キミより先に問題を解き始めるだろう。学校独自の個性的な出題にも十分対策を積んでいるから、ほぼ確実にしかも短時間で解くことができる。どっちが有利かは明らかだよね。
高校入試では公立も私立も問題の傾向が安定している。だから、過去問をやったかどうかで大きな差がついてしまうんだ。本番前にできるだけ入試問題について理解しておくことがとても大切だよ。また、入試問題をやってみると、今の自分にはできないことや知識・経験が不足している単元、その学校でしばしば出題されることなどがわかるから、的確な仕上げ学習の方針を立てることができる。

そしてもう1つ、
過去問演習にはすごい効果がある

先生
男子生徒

なんですか?!

志望校の入試がとてもリアルに感じられて、
やる気が倍増するんだ!

これでも過去問やらない?

先生
男子生徒

過去問、やります!!

02

過去問は何年分やればいいの?

男子生徒

先生、過去問は何年分やればいいんですか?

できるだけ!と言いたいけど、
過去問演習は時間がかかるよね。他の勉強との
バランスも必要だから、上位志望校と
それ以外の受験校を分けて考えよう

先生
 

志望校の過去問

志望校として受験する可能性のある学校の過去問は必ず買い揃えよう。だいたい5年~8年分くらい掲載されているので、それを全部やるのが基本だ。少なくとも5年分はやったほうがいいね。
そんなにたくさん必要なの?と思うかもしれないけど、演習を重ねるとその学校の出題パターンが見えてきて問題への対処のしかたも自然に身につく。
とくに難関高校の場合、たくさんの年度をこなすことで対応力が高まるから、合格ラインぎりぎりの人にとっては最後の一押しになるよ。

併願校の過去問

志望校以外にも併願校など受験する高校については一通り購入することがオススメだ。3~5年分ぐらいはやってみるのが理想だね。しかし過去問の演習にはとても時間がかかる。受験校が多い人は全部やるのは厳しいかもしれない。そういう状況の人は最低でも1~2年分はやってみるようにしよう。模試などの合否判定で合格確実だとしても、入試問題がやさしいとは限らない。油断せずに早めに過去問を解いてみて、万全の状態で本番に臨むようにしよう。

受験校以外の過去問

自分の志望校と共通点のある別の学校の問題を解いてみることも、過去問利用法の一つだ。たとえば......

  • 公立高校が第一志望の場合
    → 傾向の似ている他の都道府県の問題
  • 難関公立校志望の場合
    → 私国立難関校の問題
  • 国立・開成・早慶志望の場合
    → 国立・開成・早慶附属校の問題を幅広く

3つの例に共通する目的は「経験値を増やすこと」「幅を広げて、出題傾向の変化に強くなること」「他の受験生に負けない底力をつけること」だ。このような使い方をする時、栄光ゼミナールでは、受験生1人ひとりの志望校に合わせ、おすすめの学校の過去問を紹介しているよ。

03

過去問題は
いつから始める?

男子生徒

先生、過去問はいつから始めればいいんですか?

9月からスタートできるといいね。
もう少し後でもいいけど、12月がぎりぎりかな

先生
 

過去問題へのチャレンジは計画的に始めよう。

先生過去問題の演習を始めるタイミングは受験勉強の進み具合と関わってくる。というのは、入試問題は中学3年間の学習内容全体から出題されるからなんだ。まだやっていない単元がたくさん残っていると、解けない問題が多過ぎてせっかくの演習が生きてこない。といって、中学の全範囲を完全に理解してからでは取りかかりが遅すぎる。ざっくりした言い方になるけれど、9割がた終えたところで過去問題へのチャレンジを始めるのが現実的だろう。
具体的に言うと......
標準的なパターンとしては、夏休みが終わった9月から過去問題の演習スタートというのが無理のないスケジュールだ。ということは、夏休みまでに全範囲が終わっていなくていいが、少なくともそれまでに学習したことはしっかり理解できているところまで到達しておきたいよね。1、2年生はそのつもりで勉強を進めていくようにしよう。
でも人によって志望校も受験校数も学習ペースも違うから、何が何でも9月スタートとは言わない。それより少し遅くなってもきちんと計画的にやれば過去問演習の成果を十分生かすことができるよ。ぎりぎりのタイミングは12月辺りだ。

勉強の計画を立てるのが苦手な人は、
栄光の個別ビザビの個別指導を活用してみるのは
どうだろう?
1人ひとりのペースに合わせて先生が
計画をたててくれるので安心して
勉強ができるよ。

中学生の個別指導
04

過去問の解き方

男子生徒

第一志望の過去問やりました。30点でした

そうか。で、次にやるべきことは?

先生
男子生徒

泣きます

泣き終わったらすぐに70点分の復習しなさい

先生
 

過去問の演習はとても時間がかかる。その時間を合格への強力な武器にするか、無駄な時間するか、すべてはやり方しだいだ。

POINT 01

入試本番の制限時間で解く

まず、その学校の試験時間内で問題を解いてみよう。過去問をやる目的の1つは、入試問題の様子を知り、本番での手順や時間配分を考えることだよね。そのためには条件を揃えてやってみなければならない。
そうすると、とくに最初のうちは時間が足りなくなることが多い。手付かずの問題が残ってしまったときは、制限時間までに解いた部分を採点の対象にすることにして、残りの部分も得点外ということで解いてみるようにしよう。過去問は受験勉強の教材でもあるから、やらずに終わりにしてしまうのはもったいないよ。

POINT 02

解いたらすぐに採点する

解き終わったらすぐに採点してみよう。なぜ「すぐに」かというと、自分がどんな風に問題を解いたか終了直後なら覚えているから。自信のある問題、あやふやな問題、理解できなかった問題など、印象が鮮明なうちに採点した方が誤答の原因や勉強不足の部分が把握しやすいんだ。

POINT 03

解説を読んで復習する

過去問演習の中でいちばん大切なことは復習することだ。まず、採点するときには解説をしっかり読むことが大切だよ。点数が良かった悪かったと騒いで終わりにしてしまったら、はっきり言ってせっかく過去問を解いた意味はない!〇や×をつけるのが勉強じゃないよ。×だった問題、答えが書けなかった問題、正解だったけれどあまり自信がなかった問題などをこの機会にきちんと理解することによって実力がつくんだ。解説を読んでもわからなかったら、先生に質問したり、その単元全体を勉強し直したりして、次に同じタイプの問題が出たら解けるようにすることを意識しよう。この手間を惜しまない人は必ず伸びるよ。

POINT 04

同じ年度を複数回解く

上位志望校の過去問は、たとえば8年分を解き終えたら、できなかった問題を中心にもう一周やってみるのがおススメだ。1周目に丁寧な復習をした効果を2周目ではっきりと感じることができるよ。ペース配分なども余裕を持って確認できるので、本番に向けて自信がつく勉強だと言える。1周目の点数が低かった人には、この2周目の演習がとても効果的なんだ。

05

過去問問題を解くにあたり、
ほかに注意事項はある?

 

過去問題はキミを志望校合格に導く最終兵器。

先生過去問題に取り組む上での注意を2つ。まず1つ目は、志望校の過去問題を初めて解いて点数を取れることはあまりないということ。とくに難関校の場合は、期待と不安を抱いて挑戦して、衝撃の結果に打ちのめされるのが定番といってもいい。
見たこともないような点数にショックを受けるのはしかたないけれど、そこで「自分には無理なのではないか」なんて思ってはいけないよ。今が9月だとすると本番までは5~6ヶ月ある。その間に勉強すべきことを知るのが過去問題を解く目的だ。弱点をカバーする勉強を続けながら1年1年解いていくうちにだんだん点数は上がってくるよ。
もう1つは、実力がついてからやりたい(つまり今やってひどい結果になるのを見たくない)という気持ちから、志望校の過去問題をやらずに後まわしにする人がいるが、それは間違いだよ。過去問題は教材だ。本当に合格したい学校ほど、早めに取り組んで自分の課題を知るべきだ。
過去問題はキミを志望校合格に導く高校受験勉強の最終兵器だよ。正しく取り組んで100%活かしきろう!

栄光ゼミナールでは高校受験を
最後の仕上までしっかりと指導します

中3受験生は夏休み以降、それまで積み重ねてきた学びを高校入試で合格する力に結実させていく総仕上げの段階に入ります。
その主軸となるのが過去問演習です。栄光ゼミナールの高校受験対策コースは学校よりも早く3年間の勉強が完了するので、理想的なタイミングで無理なく過去問演習を始めることができます。通常授業や入試対策ゼミの勉強をこなしつつ、のべ20年、30年分もの過去問を自力で解き復習することは、合格力をアップさせる一方で、中3にとっては非常に厳しいチャレンジとなります。栄光ゼミナールではそこを乗り切って合格する実力を身につけてもらうために、過去問演習計画の立案・進行管理から採点・質問受けに至るまでしっかりと見守り、サポートします。
また、問題優先度の付け方や頻出の問題など、受験当日に威力を発揮するさまざまな知恵を伝授し、本番で実力を発揮するための「試験力」を磨いていきます。最後まで手厚い責任指導を貫く栄光ゼミナールを、高校受験の学習拠点としてください。

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2018/01/04 | 

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