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入試で外来語? 語彙・一般常識を試す

2019.05.23(Thu)

●大宮校:佐藤    ●カテゴリー:

先日、小5の国語授業で、知識問題のプリントを実施しました。

「語句の意味」というタイトルで、外来語を答えるというものです。

 

外来語とは、中国以外の外国からはいってきて、日本語として使われるようになった言葉をいい、カタカナで書き表します。

 

問題では、「キャリア」「オーナー」「キャンセル」「ハンディキャップ」「トータル」「ユニーク」「メリット」など、

日常生活でしばしば用いられる単語が出ており、耳にしたことがあれば、そこまで難しくないのですが、

いざ問題をやってみると、生徒によって差が出ていました。

漢字練習や文章読解だけではなく、その子の語彙や一般常識が差となったわけですね。

 

外来語を毎年出題している学校があります。灘中学校(1日目)です。

過去に出題された問題を紹介します。

 

2019年 大問1問3

次の1~5の外来語を漢字の熟語で表現するとどうなりますか。

 1プログラム 2プロジェクト 3プロセス 4プロフィール 5プロポーズ

  ア過程 イ企画 ウ求婚 エ人物紹介 オ番組表 

 

2017年 大問1 問5

次の1~8の    に入る適当な語をA~Hから選び、記号で答えなさい。

1熱心に練習するのはよいが、    ワークにならないように注意しなさい。

2彼は今    テンションでしゃべり続けている。

 3今日の新聞の    ニュースは、アメリカ大統領選挙の結果についてだった。

 4今日のフランス料理の    ディッシュは、鹿のローストだった。

 5私は酒が飲めないので、    ドリンクを注文します。

 6彼女は    トレーニングを積んで、一流選手になった。

 7インスタントではなく、手間ひまかけた料理は、    フードと呼ばれる。

 8再生紙を使えば、    コストで本を作ることができる。

  A オーバー B スロー C ソフト D トップ E ハード F ハイ G メイン H ロー

 

2015年 大問1 問6

「~ション」という形で、次の意味になる外来語をそれぞれ答えなさい。

 1電飾

 2話すときの声の上がり下がり

 3機械が自走的に仕事をすること

 4多様な変化

 5輪番・持ち回り

 

2008年 大問1問5

次の1~6の外来語を漢字で表すとどうなりますか。

 1ポジション     → □置

 2インフォメーション → □報

 3コレクション    → 収□

 4ディスカッション  → □議

 5リアクション    → 反□

 6セクション     → □門

 

2005年 大問1 問6

次のahの外来語の意味を、漢字一字で表す場合、適当な語をア~コから選びなさい。

 a チェンジ bコーナー cインフォメーション dリーダー eプラン fサイド g スペシャル hサポート

 ア録 イ側 ウ首 エ級 オ変 カ支 キ報 ク特 ケ角 コ計

 

どれくらいできましたか?

これらを解くためには幅広い語彙や、一般常識が必要になります。

机上の学習だけでなく、日常の会話やニュース、本で、知らない言葉が出てきたらぜひ調べてみてください。さらに豊かな語彙力や、一般常識が身につくでしょう。

もちろん、普段やっている漢字・知識の練習、文章読解でも同様です。

「続・続・続・続・続・続・続・続・算数よもやまばなし」

2019.05.09(Thu)

●大宮校:宮下    ●カテゴリー:

今年の算数の入試問題で多く目にしたのは【会話文による出題】でした。

もともと普連土学園中の定番で、最終問題が会話文形式で、その会話中の   を埋めていくというものでしたが、他の学校は、あまり見かけることがなく、普連土学園のオリジナルともいえる形式でしたが、今年は、複数の学校でこの形式の問題を目にしました。


栄東中東大Ⅰ大問2の『三角形の内部にある格子点の求め方』についての会話文を読んで結論の   にあてはまる数を答えさせ、設問に答える問題


獨協埼玉中第2回大問4の『買い物をしたときにもらうポイント(カード)のもらい方の違い』についての会話中の   にあてはまる数や言葉や理由を答えさせる問題


芝浦工大柏中第3回課題作文Ⅱ大問2の『スポーツの勝ち点制を新たなルールで考察する』会話文中の   にあてはまる数や言葉や理由を答えさせる問題


渋谷教育学園幕張中第2回大問3の『5人の通学距離や速さ・所要時間』の会話文を読んで設問に答える問題でかなり高度な考察が必要


渋谷教育学園渋谷中の第2回大問1(5)の『整数を2つ以上の整数の和で表す』ときの会話中の   にあてはまる数や言葉を答えさせる問題


城北中第1回大問5の『思い浮かべた2桁の数を当てるゲームで、その式を探り当てる』ときの会話中の   にあてはまる数を答えさせる問題


巣鴨中算数選抜大問5の『すべての位の数字が1であるNけたの整数の和を求める式を、変形して求める』ときの会話中の   にあてはまる数や理由を答えさせる問題


東京農大第一中第2回大問6の『ブラックボックスの規則』についての会話文中の   にあてはまる言葉や数を答えさせる問題


帝京大学中第3回大問3の『伏せて並べた5枚のカードの並びを当てる遊び』についての会話文を読んでその並びを当てる問題でその理由も答えさせる


富士見中第2回大問2Bの『思い浮かべた50以下の数を当てる』会話文を読んで設問に答える問題


桐蔭学園中等教育学校算数基礎の大問3の『1から始まる奇数の和を求めていく』ときの会話中の   にあてはまる数や言葉や理由を答えさせる問題


そして本家の普連土学園中第1回大問6の『マス目に規則にそった数を書き入れていく問題の考え方』の会話文中の   にあてはまる数や言葉を答えさせる問題


★さらに普連土学園中第3回大問6の『異なる重さの4色の玉の組み合わせ』の会話文中の   にあてはまる数を答えさせる問題


この流れは、次年度以降もさらに広がりそうです。

会話によるキャッチボールから、内容を推理したり、論理的に組み立てていくといった力が必要であり、将来の数学の論理性を見極める一助にもなっています。

特筆すべきは開成中の入試問題で、本年刷新されその体裁が大きく変わりました。その冒頭の大問1で純粋な会話文の適語補充の問題ではありませんが、【会話文による出題】というジャンルで出題されたことでしょう。速さの問題でしたが、様々な条件が付いており、距離が与えられていないため、速さのセンスの有無で出来不出来がきまったと思われます。もっともこの問題が解けなければ開成には合格できないと思いますが。

いずれにせよ、理由を述べることも含めて、受験生はこの形式に慣れておきたいですね。

「続・続・続・続・続・続・続・算数よもやまばなし」

2019.02.13(Wed)

●大宮校:宮下    ●カテゴリー:

前回の文末に会った問題です。

 

次の等比数列(3倍の数列)の和を求めてください。

 

1+3+9+27+81+243+729+2187+6561+...+43046721+129140163

 

まず A=1+3+9+27+81+243+729+2187+6561+...+43046721+129140163 とします。

 

Aの3倍を考えます。Aの3倍とはそれぞれに3をかけることになりますから、


A×3=(1+3+9+27+81+243+729+2187+6561+...+43046721+129140163)×3

=3+9+27+81+243+729+2187+6561+...+43046721+129140163+387420489 です。

 

この式と元の式を比べてみると、 


3+9+27+81+243+729+2187+6561+...+43046721+129140163 の部分が共通ですね。

 

わかりやすくするために


3+9+27+81+243+729+2187+6561+...+43046721+129140163=B とすると、

 

A=1+B A×3=A+A+A=B+387420489 

 

この2つを比べると、


A+A=387420488 なので、A=387420488÷2=193710244

 

正解は 193710244 でした。

 

こうしたアプローチの方法は、算数や数学で必要になりますから、ぜひ覚えておきましょう。

 

算数では「パスカルの三角形」と呼ばれるピラミッド型の数列が有名です。

 

1   1

1    2     1

1     3   3     1

1     4      6       4       1

1     5     10     10      5      1

1     6     15     20     15      6     1

1     7     21     35    35      21     7     1

1     8     28    56     70     56     28     8     1

1     9     36    84      126  126       84    36    9     1

 

それぞれの列の和を1列目から10列目まで合計してみると、


1+2+4+8+16+32+64+128+256+512


なので今回のアプローチを利用すると、


1+2+4+8+16+32+64+128+256+512=A


A×2=2+4+8+16+32+64+128+256+512+1024


A+A+1=1+2+4+8+16+32+64+128+256+512+1024


A+A+1-A=1024


A=1024-1=1023


と簡単に計算ができます。

冬のことば 

2018.12.10(Mon)

●大宮校:佐藤    ●カテゴリー:

 

12月に入り、しだいに寒くなってきました。

先日12月7日は二十四節気でいう「大雪」でした。

雪が激しく降り始めるころ。『暦便覧』では「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と説明されています。

 

冬めいてきましたので、冬によく聞くことばを紹介していきます。

 

 

「冬めく(ふゆめく)」

どこか冬らしさを感知することで、秋のうちに感じる冬の予感と、冬になってから感じる、冬らしくなったと言う実感が冬めくの意に定着しています。

 

「木枯らし (こがらし)」

日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風のことです。

この風が吹き出すと、冬の到来を実感します。

 

「冬枯れ (ふゆがれ)」

 初冬には緑や紅葉の色を残していました風景も、冬の深まりと共に、常緑の木々を除いて、森も林も遠山も、そして川辺の草草も、すべて枯れ色になります。

 

「冬はつとめて」

冬は1日の中で早朝がいちばん美しいという意味です。「つとめて」は早朝の意味です。

清少納言『枕草子』で有名ですね。

 

「風花 (かざばな) 」

 晴天なのに雪がちらつくことがありますが、これは山などで振っている雪が風で飛んできたものです。

 

「冬至冬中冬はじめ(とうじふゆなかふゆはじめ)」

冬至は暦のうえでは冬の中ほどだが、本当の寒さがやってくるのはこれから,という意味です。

二十四節気の冬至(12月22日ごろ)は1年で昼が最も短い日です。

またこの日カボチャやこんにゃくを食べ,ユズ湯に入れば病気にならないといわれています。

 

「大晦日(おおみそか)」

旧暦では毎月の最終日を晦日(みそか)といい、晦日のうち、年内で最後の晦日、つまり12月の晦日を大晦日といいます。

元々"みそ"は"三十"であり、"みそか"は30日の意味です。後の新暦の1231日を指すようになりました。

年越しそば」、「除夜の鐘」などの風習、テレビ番組では「紅白歌合戦」「ゆく年くる年」があります。

 

「初日 (はつひ)」

初日の出とは、11日(元日)の日の出のことです。

日本では一年に一度の最初の夜明けで『めでたい』とされ、初日の出参りを行う人は数多くいます。

 

「門松(かどまつ)」

門松(かどまつ)は、正月に家の門の前などに立てられる松や竹を用いた正月飾りです。松飾り、飾り松、立て松とも言います。

古くは、木のこずえに神が宿ると考えられていたことから、門松は年神を家に迎え入れるためのものという意味があります。

 

「松の内 (まつのうち) 」

元旦から七日までが松の内といいます。

 門松を取り払うのが松納めとか松送りと言い、外された門松や注連縄(しめなわ)は、一五日の"どんど"の火で焼きます。

 

「七草粥(ななくさがゆ)」

人日の節句(17日)の朝に食べられている日本の料理です。

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ

の「七草」をおかゆに入れたらできあがりです。その年の無病息災を願います。

 

「節分(せつぶん)」

節分とは「季節を分ける」ことを意味し、立春の前日に悪いことを「おに」として豆をまいて追い払う行事があります。

その年の縁起のいい方角を向いて食べるお寿司「恵方(えほう)巻き」も節分に食べます。

 

 

さまざまな冬のことばがありましたね。

そして冬は入試の季節です。体調に気をつけて入試に挑みましょう!

「続・続・続・続・続・続・算数よもやまばなし」

2018.11.26(Mon)

●大宮校:宮下    ●カテゴリー:

前回の文末にあった問題です。


1+2+3+4+5+...+98+99+100 を利用して、


××1+2××2+...+99×99×99+100×100×100


を求めましょう。


この式には、どんな法則があるのか考えてみましょう。


1+2=3

1+2+3=6

1+2+3+4=10

1+2+3+4+5=15


と 1から順に足した数は 1,3,6,10,15,...

と続きます。


一方3回かけた数(立方数)の和は


××1+2××2=1+8=9=3×


××1+2××2+3××3=1+8+27=36=6×


××1+2××2+3××3+4××4=1+8+27+64=100=10×10


××1+2××2+3××3+4××4+5××5=1+8+27+64+125=225=15×15


と 1,3×3,×6,10×10,15×15,...

と平方数が続きます。


つまり 1+2+3+4+5+...+98+99+100 の答えを2回かけ合わせれば 1××1+2××2+...+99×99×99+100×100×100 の答えになるわけです。


1+2+3+4+5+...+98+99+100=(1+100)×100÷2=5050 ですから


××1+2××2+...+99×99×99+100×100×100=5050×5050=25502500 となります。


いかがですか。立方数の和が平方数になりましたね。算数は奥が深いですね。


ちなみに 前に出てきた 1,3,6,10,15,... という階差数列ですが どの隣り合う2数の和も平方数になります。 1+3=4=2×2 3+6=9=3×3 6+10=16=4×4 10+15=25=5×5 つまりこの数列の番目とその前の数の和は × になるわけです。


さて、今回も問題です。


次の等比数列(3倍の数列)の和を求めてください。


1+3+9+27+81+243+729+2187+6561+...+43046721+129140163


(答えは次回の算数よもやま話で)

どれくらいの時間をかけて国語の文章を読むか

2018.10.15(Mon)

●大宮校:佐藤    ●カテゴリー:

 

読書の秋となりました。

秋の虫の音に包まれながら、好きな本をゆっくり読んでいたいものですね。


ところが、国語の入試問題となると、ゆっくり読んでいるヒマはありません。

 

年度によりますが、御三家中では麻布中、桜蔭中が約10000字に及ぶ年もあります。

また、女子学院中は約6000字の文字数と大問3題を40分で解かなければなりません。

普段の国語の学習でも、読むことに時間がかかってしまう、テストの時間配分に苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。

 

日本人の1分間の平均読書速度は400~600字だそうです。

仮に1分500字で読むとしたら、麻布中や桜蔭中では読むだけで20分もかかってしまいます。

問題を解く時間もありますから、平均速度では記述を書く時間がなくなってしまいますね。

 

では、速く、しっかりと読むためにはどうすればよいでしょう。

ここでは家庭学習でできることを紹介したいと思います。

 

①えんぴつでなぞりながら読む

文字をえんぴつでなぞりながら読みます。

こうすると、手の動きを追えば、自分が今どこを読んでいるかがわかり、2度も3度も同じところを読んでしまうことはありません。

また、大切なところに印や線をすぐに引くことができ、問題を解くスピードも上がっていきます。

 

②よい環境、よい姿勢で問題を解く

音がうるさいところやテレビをつけながらやると集中できません。

また、文字に目を近づけすぎたり、遠ざけすぎたり姿勢が悪いと読みにくくなります。

どの教科もそうですが、集中できる環境・姿勢で取り組みましょう。

 

③時間を計る

入試問題もそうですが、問題を解く時間配分が大切です。

ストップウォッチなどで時間を計りながら問題を解くと時間配分が身につくだけでなく、宿題にかける時間も管理しやすくなります。

 

④毎日、少しでも国語の問題や活字に触れる

一日に1520分間練習するだけでも、総合的に見たときの読むスピードには大きな違いが現れます。

国語の問題だけでなくても、本や新聞などで活字に触れることでも自然に読むスピードが上がっていきます。

 

他にも、設問をよく読む、記述をすばやく書くなど、解く方法でもスピードを上げることができます。これはいろいろなやり方があります。

授業を受けて、自分なりの読み方や解き方でやってみましょう。

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