覚えることが多すぎる!?プロが教える中学受験【社会】の勉強法

 
覚えることが多すぎる!?プロが教える中学受験【社会】の勉強法

中学受験4教科(国語・算数・理科・社会)の中でも、特に覚えることが多いイメージのある社会ですが、近年の入試問題では、単なる穴埋め式ではなく、歴史上の出来事や時事問題に対する考察を記述させるなど、思考力を問う問題も多くなっています。そのため数字や用語を暗記するだけの勉強法では太刀打ちできなくなってきているのです。今回はそんな社会の「ご家庭での勉強法」を、栄光ゼミナールの中学受験指導のプロに聞きました!

アイコン:パレット 目次

歴史・地理・公民...覚えることが多いイメージのある中学受験の社会。
どんな勉強が必要か?

社会は暗記教科ではない

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中学受験の社会では、歴史の事件や人物名、地理では各地の地名や特産品、公民での国の様々な制度など、覚えることがたくさんあるイメージがありませんか?そのため、年号や単語だけを単語帳や語呂合わせなどで暗記しているお子さまが多くいらっしゃいます。
しかし、その覚え方は今すぐやめましょう。社会は、全ての事象につながりのある教科で、決して暗記教科ではありません。歴史上の出来事や時事問題の原因を理解して「なぜこの事象が起きたのか」を考えたり、身近なものと結びつけて体験することが何よりも重要なのです。

中学入試社会の出題傾向

「社会は暗記教科ではない」ということは、中学入試の出題傾向にも関係があります。
近年の中学入試では、教科に関わらず思考力が問われる問題が出る傾向にあり、社会も単純な一問一答式の問題ではなく、自分の意見や考察を記述する問題が増えてきています。例えば2019年の入試では、ある学校で「2020年に導入が検討されていたサマータイムについて、メリットを考えなさい」という問題が出題され、また別の学校では「デメリットを考えなさい」という出題されました。当然ながらこのような問題は、単語を丸暗記しているだけでは太刀打ちすることができません。しっかりとその事象の原因や本質を理解し、使える知識として理解を深めておかなくてはいけないのです。
栄光ゼミナールでは詰込み型の指導をせず、学習テーマとその周囲の事象までを生徒たちに伝えています。少人数のクラス編成のため、生徒全員と授業中に会話ができる強みを生かし、想像力を鍛えることで、入試に対応できる知識を身につけているのです。

社会が苦手なお子さまの特徴

社会が苦手なお子さまは大きく二通りのタイプに分けられます。

テストのためだけに丸暗記して勉強してきた

先に説明した通り、語呂合わせなどで覚えた単語は周りの事象を関連づけて理解できません。また、丸暗記型の勉強方法では単元テストが終わったタイミングで忘れてしまうことが多く、模試などの結果に結びつかず、成績が伸び悩んでしまうのです。
お子さまの成績が伸び悩んでいる場合は、暗記だけで社会の勉強をしていないか確認してみましょう。

社会の勉強を後回しにしてしまった

もう一つは、国語や算数の勉強を優先してしまい、社会の勉強を始めるのが遅くなってしまったタイプです。
社会は、小4~小6で歴史・地理・公民を学びます。算数は学年が上がるにつれて難度が上がるのに対し、社会は各学年で学ぶ学習の難度や量が大きく変わることはありません。そのため、他教科の負担の少ない小4・小5のうちに社会の勉強を始めると良いでしょう。社会は先行逃げ切り型。始めるタイミングが早いほど有利なのです。

社会を得意にするためには?

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では、社会を得意にするためには、どのような勉強をすれば良いのでしょうか?
栄光ゼミナールでは、中学入試で活きる学力をつけてもらうため、単語ではなくストーリーで覚える、勉強した知識を使ってたくさん会話をすることをおすすめしています。また、学習するときは、文で覚え、書いて覚え、漢字で覚えることが効果的です。
復習ノートを作り、単語ではなく、文章で書いて覚えることで、一つの事象の前後関係も一緒に覚えられるようになり、自然と理解度が深まっていきます。理解が深まった知識は、やがて頭の中でほかの知識とネットワーク状に繋がっていき、入試に対応できる確かな知識となっていくのです。

「歴史」「地理」「公民」各単元の勉強法

歴史の勉強法

歴史を勉強するときは、いかにお子さまにその時のことを想像させて追体験させられるかが重要になります。
歴史に興味を持ってもらうきっかけとして、歴史をテーマにした漫画は有効な手段の一つです。ただ、あくまでもきっかけ作りとして、低学年や小4など早い段階で読むのが望ましいでしょう。
歴史の勉強で重要なのは、時代背景がどんなものだったのかを想像することです。例えば、ただ単に「縄文時代」という単語を暗記するのと、「縄文時代に争いが少なかったのはなぜか?」とお子さまに問いかけるのでは、お子さまの思考の幅が大きく異なります。
「一人で狩りはできないので集団生活が欠かせなかった」や「狩りをして得た食料も一人では食べられないためにみんなで分けていた」など想像力を働かせると色々な解答を引き出すことができます。また、その解答が「集団生活していく中で、共有のゴミ捨て場として貝塚が作られた」など、新たな知識に結びつくこともあります。
栄光ゼミナールでは、このように時代背景を理解し、想像させる指導を行い入試時の記述問題や複合問題にも対応できる力を養っています。ご家庭でこのような指導を行うことはなかなか難しいと思いますが、お悩みの際は栄光ゼミナールにご相談ください。

地理の勉強法

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地理の勉強方法のポイントは、「身近なものに結びつけること」です。
例えば、晩ごはんのおかずの野菜や肉の生産地を教えてあげるだけで、お子さまは勉強で身につけた知識を日常生活の中で活かすことができるため、知識の定着度が大きく異なります。ここで重要なことは、やはり「親子間の会話」です。勉強したことと日常生活をどれだけ結びつけられるかで、差がついてきます。
インターネットの活用も有効です。栄光ゼミナールではタブレットの利用を推進しており、授業中に検索機能やアプリを使ってその土地の様子を見ることもあります。お子さまが「楽しい」と思い、常に考えながら学習することが、記憶に残る知識を作るのです。

例えば、減反政策が2018年に廃止になったことは知っていても、いつから始まったのかということは意外と気にしていません。このようなことも、普段から身近なものと結びつけて背景などを考察する癖をつけていれば、「減反政策は米の生産量を調整(抑制)するための制度なので、日本が豊かになった1960年代に米が余るようになり、減反政策は1970年代から始まったはずだ」、という論理で解答することができるようになります。

公民の勉強法

公民の分野では時事問題も出題されるので、普段から時事問題について考察する習慣をつけておくと受験の時にとても役立ちます。
日本は「議院内閣制」という仕組みをとっている国です。では、議院内閣制とは何でしょうか?テキストには「内閣が国会に対して政治上の責任を連帯して負う制度」と書いてありますが、お子さまはこの一つひとつの言葉を理解した上で、「自分の言葉」で説明することができるでしょうか?
先ほどのテキストで重要な部分は「連帯して」というところでしょう。つまり、内閣は全員で一致して国会が決めたことを責任もって実行していかなければならないということです。そのため、内閣の会議である閣議での議決は、多数決ではなく「全会一致制」なのです。単に「連帯して」と覚えるのではなく、「連帯」とはどういう意味だろう?なぜ「連帯」することになっているのだろう?と考えることを大切にしてほしいと思います。
このように、テキストに書かれていることをただ暗記するのではなく、「なぜそのような仕組みになっているのか」「この言葉の意味は?」などを考えていくことで、奥行きのある知識になっていくのです。

社会を勉強するのにおすすめの問題集・参考書は?

保護者の方からおすすめの問題集を聞かれた場合、他の問題集を買う前に、まずは塾のテキストを「徹底的に解く」ということをおすすめしています。
栄光ゼミナールで使用しているテキスト「新演習」は入試の研究を行った上で作られているため、出題範囲や頻出ポイントがまとめられています。複数の問題集に手を伸ばすよりも、新演習に載っている全ての問題を理解できるようになった方が、入試で通用する力をつけることができます。
また、テレビのニュースや天気予報、新聞も社会の大事な教材です。

中学受験の社会ために、家庭ではどんな勉強を行うべき?

社会を勉強するときは、習ったことについて、日頃からご家庭でたくさん会話をしてください。お子さま自らが社会で勉強した事象について様々な角度から話をすることで、会話をする度にその行為自体が復習となります。さらに、自分なりの考察をするようになるため、会話をしているうちに中学受験に対応できる知識ができあがっていくのです。
ぜひ、お子さまが塾から帰ってきたら「今日は塾でどんな勉強をしたの?」と聞いてあげてください。その話の中で疑問がでてきたら、「それはどういうこと?」など質問をしても良いでしょう。
もしお子さまが答えに詰まるようなことがあれば、栄光ゼミナールにお越しください。栄光ゼミナールなら、授業が無い日も先生に質問できますし、自習室で勉強することもできます。そして、ご家庭では社会に関する会話を積み重ねることで、入試本番でも十分に力を発揮できるようになるでしょう。

中学受験の社会にお困りなら栄光ゼミナールへ!

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社会の勉強で重要なのは、「歴史・地理・公民を別のものとして覚えてはいけない」ということです。
入試では、歴史の問題で歴史の知識だけが問われるとは限りません。例えば、西郷隆盛にまつわる問題が出たときに、同じ文章問題の中に、戊辰戦争の年号と概要が問われる問いがあり、鹿児島県の場所が問われ、鹿児島の特産品を問われるような、複合問題が出題されることが普通だからです。
そのため、社会の勉強をするときには、歴史で身につけた知識を地理や公民と合わせて使いこなせるように、知識をつなぎ合わせてネットワーク化させておく必要があるのです。
社会の学習は、様々な知識が必要となるので、ご家庭だけでの学習となると難しい面もあります。もし、社会の点数が伸び悩んでいる、苦手な範囲があるなどのお悩みがありましたら、ぜひ栄光ゼミナールにご相談ください。
中学入試のプロがお子さまの苦手の原因を見つけ、成績アップの方法をご提案いたします。

 
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