高校受験は塾なしでも可能？塾に行く・行かないの選択
高校受験は塾なしでもできる？
高校受験を考えて、「そろそろ塾に通った方がいいのかな、それとも自分の力でやれるかな」と迷っている人もいると思います。塾通いを検討する上で必要なことは、塾が高校受験のためにどんなことをやっているのかを知ることです。まずは塾がやっていることを知って、自分1人で対策ができるかどうかを考えてみましょう。
目次
合格を勝ち取るための学力の養成
①基礎学力の強化
塾では、日々の学習に欠かせない基礎学力の強化を常に行っています。英単語や計算、漢字などの基礎学力は高校受験に必要なだけでなく、大学に進学した時や社会人になった時の重要な土台です。多くの塾が毎回小テストなどを実施するのはそういう土台作りのため。
基礎学力=簡単なことと思われがちですが、それは違います。たとえば数学では計算力という基礎がしっかりしている人は、数字のセンスや考え方が身についていることが多いです。英語の基礎が出来ているということは、中学で習う英語の全体像をつかんでいるという意味になります。そういう力があれば、応用問題や難しい問題を解くときにもいろいろな方向から見て解答への糸口を探すことができるのです。
基礎力を強化することは、全ての学習の基本だ！
塾なしで基礎学力をつける場合
基礎学力を自分で身につけようとする場合、基本になるのは学校の授業です。授業では気を抜かずに集中して先生の話を聴きましょう。そして宿題が出たら必ずやること。今日の内容が理解できているか、必ず復習をしてください。毎日積み重ねていけば、苦手な部分も理解でき、自分で基礎学力を確かなものにしていくことができるでしょう。
②学校の授業内容の習得
中学校の授業は中3の2月までかけて中学3年分の範囲を勉強しますが、塾では入試対策の時間を考え、学校より先どりで勉強することで早めに範囲を終わらせています。
栄光ゼミナールの場合は中3の11月には中学の学習内容が完了します。残りの数ヶ月は総復習と入試に向けた問題演習で実力を上げていく期間です。
また、塾の方が進みが早いことで、学校の勉強が復習となり、定着しやすくなります。さらに、定期テスト対策をする際も、定着していない部分を集中的にやればいいので、勉強時間の短縮もできますよ。
塾なしで授業内容を学習する場合
まずは3年間の学習スケジュールをしっかりと立て、計画的に実行していくことが必要です。特に、3年生は学校の授業よりも早めに中学校の範囲を終えないと、入試の準備が間に合わないので、学校より速いペースで勉強を進めていきましょう。
また、定期テスト対策も毎日の復習をしっかりやっておき、試験前は十分な準備期間を取って計画的に勉強することが必要です。自分流の定期テストのための勉強法を早めに見つけておきましょう。
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③入試対策
塾で使うテキストは入試対策用に作られており、授業は入試で役に立つ内容になっています。カリキュラムも入試対策の時間をしっかりと取って組まれているので、それぞれの教科の基礎力をしっかりと固めながら、入試での得点力につながる応用力を育てていくことができます。また、塾には公立トップ校や私立の人気校に合格するための特別な指導方法があり、高度な内容の授業を受けることもできますよ。そのうえ、同じようにハイレベルな学校をめざす仲間がいるので、競い合ったりお互いに励まし合ったりしながら勉強することができ、志望校合格へのモチベーションも上がるのです。
塾なしで入試対策をする場合
自力で入試対策をすると、手段はおおよそ次のような感じになります。
- 学校の勉強（予習・復習）をしっかりおこなう。
- 足りない場合は、志望校のレベルに合わせた参考書や問題集などを買ってきて自力で勉強する。
- 志望校の過去問題を買ってきて徹底的に演習する。
- 志望校以外の色々な学校の過去問題に取り組み経験を積む。
②の教材の選び方などはアドバイスがないと難しいもの。また、国語の記述や英作文の添削、数学などで理解できなかったとき、学校の先生を頼る必要があります。
情報収集
①自分の学力を正しく把握する
塾では定期的に実力テストや模試を実施し、その答案は詳しい分析資料とともに返却されます。自分の学力が今どのくらいの位置なのか、志望校との距離感はどうなのか、教科や単元ごとの出来具合はどうなのか、今取り組んだ方がいい課題はなにか、など、これからの勉強に必要な色々なことを、おおよそ２ヶ月に1回ぐらいのペースで確かめることができます。定期的に模試の結果を見ながら、学習の計画を調整するので、必要な勉強を効率よくできるのです。
また、模試を受けることで、入試本番の時間配分などの練習もできますね。当日、実力を出し切るために、これは絶対必要な経験です。
定期的なチェックで学力がきちんと上がっているかを確認し、学習内容を見直していくんだ
塾なしで学力を把握するためには？
公立志望なら、首都圏のＶもぎや北辰テストのような地域の業者テストに自分で申し込んで受験しましょう。返却資料で偏差値や合否判定を見るだけではなく、解き直しや自分で勉強が足りない部分を分析することも必要です。できないところに目を向けるのは自分ではやりたくない作業ですが、きちんと確認し今後の勉強の計画を見直す必要があります。
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②入試や進路の情報収集
塾の先生たちはたくさんの合格者を送り出してきた経験から、入試に関するデータをたくさん持っているので、各高校の入試傾向などを教えてもらえます。そのうえ、栄光ゼミナールの先生は、高校の特色や入試の制度なども熟知しているため自分の条件に合った高校を紹介してもらえ、さらに併願校の組み方などのアドバイスももらうことができます。
たくさんある高校の中から志望校を探して決めていくのはとても大変なことですが、志望校が決まればやる気がでますね。志望校の決定が早いと対策も早くからでき合格の確率も上がります。
塾なしで情報収集をするには？
情報収集手段は、学校のホームページ、市販の受験案内などを使って地道に調べていく必要があります。私立を含めると学校は数えきれないほどあり、その中から、自分の条件に合致している学校を探すのは思っている以上に大変です。また、学校によって入試教科が異なっていたり、一般入試や推薦入試、併願入試など入試の制度も多種多様です。それによって必要な準備も変わってくる場合がありますので、入試制度もきちんと理解しなくてはいけません。
受験勉強と同時並行で志望校についての情報収集を行うのは大変なため、保護者の方が情報収集を担当したり、中1のころから情報を集めるなどの工夫が必要です。志望校決定はタイミングが遅れやすいので、早め早めを心がけるといいでしょう。
精神面のサポート
①学習習慣が身につく
塾では毎週決まった日に決まった教科の授業を受けます。授業が終わると、その日の復習や次の授業の予習となる宿題が出ます。毎週のルーティーンに通塾や宿題が入ってくるから自然に勉強のリズムを作れますね。コツコツと勉強するサイクルを作ることで、一定の勉強量が確保できるので、基礎がしっかりとできるようになります。
栄光ゼミナールで志望校に合格した先輩たちの体験談を見ると、部活動や委員会でとても多忙だった時期も、塾の授業に出て最低限宿題をやるということだけは守って学力を保つことができたという話がよく出てきますよ。
塾なしで勉強のリズムを作るには？
部活動や委員会活動などが忙しくなると、ついつい勉強しなくなってだらだらと時間が経ってしまったという子も多いです。ただ、これに関しては自分で毎日の勉強の計画を立ててしっかりとやっていくしかありません。家庭での学習を継続できるかはメンタルの強さがカギになります。
②受験勉強のモチベーションが上がる
塾に行くと、そこで会える友だちがいます。塾の友だちはみんな志望校合格に向けてがんばるライバルであり仲間です。そして、塾は勉強をしに来るところなので、お互いに一生懸命勉強する姿を見ることになり、塾に来るだけで自然と受験生である自覚や受験へのモチベーションが上がる人が多いです。一緒にがんばる仲間がいるのはとても心強く、やる気が出るものです。
塾なしでモチベーションをあげるには？
自分と比較できる対象が近くにいない分、モチベーションの低下を起こしやすくなります。つい漫画やゲームなどの誘惑に負けて親にしかられる...なんてことがないよう、しっかりとした意志を持ってがんばりましょう。
早めに志望校を決めたり、自分で学習計画を立てたりすることで、モチベーションは維持しやすくなりますよ。
「塾なし」は覚悟が必要
1～7の塾の役割の中で、自分1人でできると思ったものはいくつありましたか。全ての項目を「自分でできる」と思うなら、塾なしでの高校受験は可能でしょう。
＜学習面＞の不安から塾に通うかどうかを迷っている人にとって、塾はしっかりとサポートしてくれる心強い味方になるでしょう。また、志望校に合格した先輩の話を聞くとよかった点としてあがるのが＜精神面＞の支え。自分に負けないようにがんばらなくてはならないとき、周りの人の雰囲気やサポートが力を与えてくれます。
塾に通って自分が思っていた以上の学校に合格、進学できたという人もたくさんいます。もしどこかの項目に自信がないと感じたら、塾通いを検討してみてくださいね。
栄光ゼミナールは高校受験のプロフェッショナルです。
栄光の高校受験対策では都道府県によって異なる高校入試の制度や出題傾向、最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、苦手対策、定期テスト対策、志望校対策も、講師が生徒1人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生と隣り合わせでわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があります。自分に合った指導形態で合格に向かって効率よく学習を進めることができます。家庭学習指導にも力を入れており、志望校合格に必要な学習内容をご提案。また、模試の結果を細かく分析したうえで苦手分野を徹底的に対策することで成績向上につなげます。
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