中学生のための数学勉強法(高校受験・定期テスト対策)

更新日:2024/04/24

目次

01. 数学でつまずきやすいポイントは?

中学1年生の場合

まず、中1のはじめにつまずくポイントは、「負の数」が出てくること、そしてxやyなどの「文字」が出てくることです。内容としては、小学生でも習った計算問題の延長線上にあるのですが、表現が変わるだけで、難しい内容に感じてしまう人が多いようです。

中学2年生の場合

中2で訪れる大きな難関は、「図形の証明」です。図形の知識が必要とされることはもちろんですが、証明するための表現力も求められます。また、中2では、中1の一次方程式に続く「連立方程式」、比例・反比例に続く「一次関数」が登場します。方程式・関数は入試頻出の単元になりますので、ここもきちんと押さえておくことが大切です。この2つの単元で「数学がわからない」と感じ始める人が多いのですが、実際に様子を見てみると実は「連立方程式」や「一次関数」でわからなくなったわけではなく、そこに通ずる中1や小学校の内容があやふやな人が少なからずいます。

中学3年生の場合

中3になると、「二次関数」「相似」「三平方の定理」など難易度の高い単元が登場します。また、「関数」と「図形」が合わさった問題が出てくるなど、これまで習った単元を複合させた応用問題も登場します。これらの応用問題は、中1、中2の内容がきちんと身についているかが問われるので、前の学年でつまずいた単元があると、解けない問題が多くなってきます。

数学が苦手な人は、あきらめないで!

今現在、「数学が苦手だ、わからない!」という人も決してあきらめないでください。中学で学習する数学には、説明を受けてもまったく理解が出来ないという単元は、ほとんどありません。過去の単元を復習し直したり、正しい演習を繰り返したりすることで乗り越えられる教科なのです。
「乗り越え方がわからない...」「苦手意識が先行してしまう...」そういう方はぜひ栄光ゼミナールに一度お越しください!正しい復習や演習方法を学ぶことで、苦手を乗り越えられるようサポートします。

02. 数学の勉強法を教えてください!

演習量を確保しましょう

高校受験に必要な数学を克服するには、まず演習量を確保することが重要です。数学では、学校で習って「できるつもり」になっていても、実際に問題を解いてみると「できない」ということがあります。頭で理解したつもりになっているだけで、実際は本質まで理解しきれていないのです。一定の演習量を確保して、人に説明できるレベルまで完全に理解することが必要です。また、きちんと演習をすることで「できない」問題が見えてくるので、1つひとつの「できない」問題を「できる」問題に変えていきましょう。

 Q.自習用の問題集を選ぶ時の基準はありますか?

正直に言うと、問題集選びはそれほど重要ではありません。それより勉強の仕方の良し悪しが、成績の99%を占めると言っても過言ではありません。
しかし、1つ基準をあげるとすれば、問題部分の厚さよりも解答・解説部分の厚さのほうが同じか厚いものを選ぶと良いでしょう。答えだけが載っているのではなく、解説がきちんと載っているものを選ぶことで、自分で学習が進めやすくなります。また、現時点での自分のレベルと比較して、難しすぎるものは避け、自分が解ける問題が含まれている程度のものを選ぶと良いでしょう。

わからない問題は原因を突き止めましょう

数学は、すべて積み重ねです。小学1年生から高校3年生まで、12年間の内容はすべて積み重なっていくのです。例えば中2で出てくる「一次関数」は、小学生の「比例」から続いています。これはさらに、中3・高1で学習する「二次関数」へと繋がっています。「わからない」と感じるのは、その単元ではなく、もっと前に習った単元が「できる(実践)」に至っていないことが原因の場合が多く、その単元だけを何度解いても問題が解決しないことがあります。できない問題が出てきたら、前の分野に戻って復習してみましょう

"解けたはずなのに...!"というテストミスをなくしましょう

テストが返却され、"この問題は解けたはずなのに..."と悔しい思いをしたことはありませんか? こうした問題を放っておいてしまうと、入試の本番でも、"解けたのに"を繰り返してしまいます。まずは、テストで間違えた問題を翌日もう一度やり直して、できるようにしてください。日頃の演習も、この「理解(わかる)→実践(できる)」の繰り返しが最も重要です。間違えた問題は、解説を見て理解して、翌日、再度自分でやり直し、「理解→実践」で確実に正答できるようにしてください。

Q."テストの点"につながる、ノートの取り方はありますか?

勉強法の中で、よく聞かれるノートの取り方ですが、おすすめなのはノートをどんどん使うことです。問題を間違えた時に消しゴムで消して、書き直してしまうと、次も同じ間違いを繰り返してしまいます。それよりも間違えたら赤で大きく「×」(バツ)と書いて、下に新しく解き直してください。間違えた問題が残ることで、なぜ間違えたかを後で見返すことができます
また、図形の問題は、絶対に自分で図形を描いてください。高校入試では、ほぼ毎年、図の記載のない図形問題が出題されています。これは自分で図が描けないと絶対に解けません。入試本番では定規は使えないので、日頃から定規を使わず、大きくフリーハンドで描くようにすることが大切です。栄光ゼミナールではノートの取り方も丁寧に指導します。

03. 高校受験のための勉強のポイントを教えてください!

中3は入試演習の期間を確保したスケジュールで勉強しましょう

数学 入試までの学習スケジュール

栄光ゼミナールでは、11月までに中3のすべての単元をひと通り終わらせ、11月以降は入試に向けた演習をしていきます(一部コースを除く)。学校の授業と同じスケジュールで勉強してしまうと入試演習の時間を取ることができないため、学校よりも早くカリキュラムが進んでいます。入試演習の時間はとても大切なので、1人で受験勉強する人もこの時間を十分にとるようにスケジュールを組み立てましょう
また、栄光ゼミナールでは夏休みに、中3の内容と並行して中1・中2の総復習を行います。中1・中2の復習は、夏休みに終わらせ、秋には中1・中2・中3のすべての単元が身についている状態にして、入試演習に取り組めるようにしましょう。志望校の過去問演習を開始するのも、入試演習を行う11月~1月あたりが理想的です。入試問題の解き方のポイントをおさえましょう。

入試問題の解き方のポイントを教えてください!

実際に入試問題を解くときに使えるポイントをご紹介します。

①入試問題の出題傾向を教えて!

高校入試で出題される問題の配点は3~4割が図形問題になります。高校受験は「図形の勝負」と言っても過言ではありません。次に多いのは「関数」です。ただ、関数の中にも図形の問題が合わさって出題されることもあり、思っている以上に図形が出題されています。もちろん、ここには計算力も大きく関わってきます。また最近は、「場合の数・規則性などの整数問題・データの分析」の出題も増加傾向にあります。

②入試の時に使えるテクニックはありますか?

テスト開始と同時に問題を解き始めるのではなく、全体を見渡し、解答を進めていく順番を確認するようにしましょう。ざっと「よく見る問題で確実に得点すべき」問題「初見の問題で時間がかかりそうな」問題に分けてから解き始めるのが良いでしょう。ただし、この問題の割合は受験校によって違いますし、個人の得手不得手によっても違いますので、模試などを活用しながら練習してみてください。
栄光ゼミナールでは講師が1人ひとりの過去問の答案状況を見て見極め方をアドバイスしています。その経験を繰り返すうちに、自分でも問題の取り組み方がわかるようになっていきます。

04. 栄光ゼミナールでは、高校受験のためにどんな勉強をしているの?

先取り授業で定着度UP

塾に通うことの一番のメリットは、学校の授業が復習になることです。栄光ゼミナールのカリキュラムは、学校の授業より1~2ヶ月先に進みますので、一度勉強したことを学校の授業で定着させることができます。また、公立中学校の定期テスト前には、各学校の教科書に対応した「ワーク」や学習システムを利用し、学校に合わせた定期テストの学習ができるので、対策をきちんと行い定期テストに挑むことができます。また、学校の提出物も内申点に影響するため、提出物を期日までに提出するように指導しています。

暗記教科に時間を割き、内申点UP

塾で数学を受講していると、他の教科の演習に時間が取れることも大きなメリットになってきます。特に中学生の期末テストは9教科あり、保健体育や音楽などの実技は、ほとんどが暗記問題です。一番時間のかかる数学の勉強を早くから対策しておくことで、直前の1週間は、暗記問題に十分時間がかけられます。実技教科で高得点が取れると、内申点も上がり、高校受験の合否に大きく関わってきます。

つまずきにいち早く気づく

先述したように、数学でつまずいた場合は、その前の単元がわかっていない場合がほとんどです。栄光ゼミナールでは、生徒1人ひとりの状況を見て、いち早くつまずきに気付き、もう一度復習し直す必要のある単元を細かく指示するようにしています。この気づきは、少人数で指導をしている栄光ゼミナールだからこそできる指導です。
また、栄光には個別指導もあります。個別指導では過去の単元に戻って授業を行うこともできますので、一人ではなかなか復習が進まないときにおすすめです。

入試を見据えた演習

栄光ゼミナールで使用するテキストは、基礎はもちろん、入試頻出問題を無駄なく演習できるように作られており、中1の授業から高校受験を見据えた授業を展開しています。
また、公立トップ校や難関私国立校などの難易度の高い入試問題を出題する学校を受験する中学生にとっては、学校教科書内容の学習では足らず、その先の応用力が求められます。栄光ゼミナールでは、レベル別の授業や特別講座で応用力を身につける難関高校受験対策も行っているので、安心して通うことができます。

栄光の高校受験対策では都道府県によって異なる高校入試の制度や出題傾向、最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、苦手対策、定期テスト対策、志望校対策も、講師が生徒1人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生と隣り合わせでわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があります。自分に合った指導形態で合格に向かって効率よく学習を進めることができます。家庭学習指導にも力を入れており、志望校合格に必要な学習内容をご提案。また、模試の結果を細かく分析したうえで苦手分野を徹底的に対策することで成績向上につなげます。

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