東京都の私立高校が実施する併願優遇とは?

更新日:2022/10/06

第一志望は都立だよね?私立の併願って決めた?

都立しか考えてないから、すべり止め私立は偏差値で決めたよ。

併願優遇を使うんだよね?そんな決め方で大丈夫!?

でも、第一志望じゃないから適当でもいいかなって...。

適当は絶対ダメ!併願優遇は、第一志望の都立の結果が良くなかったときに必ず入学すると約束をする入試制度。第一志望と同じくらい真剣に選びましょう。

目次

東京都の私立高校が実施する併願優遇ってどんな制度なの?

東京都内の私立高校が実施している入試の1つに「併願優遇」という制度があります。今回は併願優遇について解説します。

併願優遇ってどんな入試なの?

実際の入試より前に、内申点でほぼ合格が決まる

併願優遇を利用するには大きく3つの条件があります。

①志望する私立高校が設定している内申点の基準をクリアする。
②中学の先生と私立高校の間で、併願優遇を利用することを事前に確認する。
③一般入試を受験する。

つまり、あなたの内申点がその私立高校の基準に達していれば、それだけでほぼ合格が保証されるということ。一般入試は受けなくてはいけませんが、点数はほぼ関係ないといっていいでしょう。

※ただし、高校によっては一般入試の点数に加点するところも。事前に制度を確認しておこう。

都立高校を併願できる

併願優遇の「併願」とは、都立高校も受けてよいという意味です。都立高校に合格すれば、併願優遇の私立高校を辞退して都立高校に入学することができます。しかし落ちた場合は併願優遇を利用した私立高校に進学することになります

併願優遇とは、私立高校が内申によって合格の確約をする代わりに、都立高校に落ちた場合はその私立高校に入学すると約束するという受験制度です。

併願優遇の内申点の基準ってどんな感じなの?

9教科、5教科、3教科の評定を足した数字が基準になります。

例) 帝京高校(2021年)

5科19以上/9科34以上

基準値は学校によってちがい、この例より高いところも低いところもあります。ホームページなどには掲載していない学校が多いので、塾の先生や中学の先生に聞くか、その私立高校の説明会などに参加して確認しましょう。

併願優遇なら100%合格?落ちることはないの?

合格100%なのか?と問われれば、答えはノーです。
当日の試験会場や面接であまりにひどい態度をとったり、白紙で答案を出したりすれば、落ちることもありえます。でも、実際にそんなことをする受験生はいませんので、ほぼ合格すると考えてよいでしょう。

併願優遇制度の意味

ここまでの話で併願優遇という制度は、都立高校が第一志望で、併願優遇を利用する私立高校が第二志望という受験生のためのものだということはわかったと思います。
この制度を利用することによって、進学先は都立高校かその私立高校のどちらかに決まります。
都立高校を不合格になってしまったときにはその私立高校に行くことになるので、併願優遇で受ける私立高校は慎重に選ぶ必要があります。

※近年、私立を第一志望にできる併願優遇制度もあります。

あわせて読みたい

東京都の私立高校の併願優遇を利用するには?

併願優遇利用の意思を中学の先生に伝える

受験生と私立高校の間を中学の先生がつなぐ入試制度なので、担任の先生に「この私立高校を併願優遇で受けたい」と伝えなくてはなりません。11月中には意思を固めて、そのことを先生に話しましょう。出願の条件を満たしていることが確認できれば、あとは担任の先生が動いてくれるはずです。

受けたい私立高校の学校説明会や個別相談に参加

志望する私立高校が開催する学校説明会や個別相談会には必ず参加しましょう。
参加を出願の必須条件にしている私立高校もあるので、入試要項の確認は必須です。学校によっては、内申点が基準に足りない場合でも、私立高校の先生と直接話をすると出願が認められるケースもあるので、気になることは直接聞いておくといいですね。

願書提出から合格発表までの流れ

では、併願優遇を利用する場合、いつ何をするのか、大きな流れを確認しておきましょう。

夏休み~10月

受験候補に考えている私立高校の学校説明会や個別相談に行く
併願優遇の内申の基準やその他の条件を確認するために、これは必須です。

11月

内申点が決まる
2学期の期末テストまたは後期の中間テストが終わると、仮の内申点が決まります。

11月

三者面談で担任の先生に併願優遇利用の意思を伝える
内申点が出るとすぐに三者面談が行われるので、そのときに併願優遇の利用について話し合います。この時点で、どの私立高校の併願優遇を受けられるか、だいたいの様子がわかります。

12月

中学の先生が私立高校の入試相談に行く
ここで生徒1人ひとりの併願優遇利用が確定します。

2月10日~2月12日

一般入試を受験する
欠席すると落ちるので、必ず受験すること。ほぼ合格は決まっているといってもいいけれど、きちんとした態度で受験に臨み、実力を出し切りましょう。
なお、入試の当日は一般入試の受験生と一緒に試験を受けます。
受験教科は英数国の3教科が一般的。あとは面接があるかどうかのちがいぐらいです。

学習や受験に関するご相談など、
栄光ゼミナールに気軽にお問合わせください

東京都の私立高校の併願優遇のメリット

第一志望の都立高校の受験勉強に専念できる!

これがいちばん大切なことですね。第二志望の合格が確約されているので、第一志望の都立高校の対策に集中でき、合格の可能性を上げることができますよ。

入学金納入を待ってくれる

都立高校の合否が出るまで手続きを待ってくれるので、都立高校に合格、進学する場合は、入学金などを納入しなくても問題ありません。延納手続きが必要な場合は必ずやっておくようにしましょう。

併願優遇を利用するなら、高校選びは慎重に!

何度も書いていますが併願優遇を利用すると、都立高校が不合格になった場合は、その私立高校に行くことになります。
そのため、併願優遇の学校選びは通学することを考えて真剣にやらなければなりません。
そして、併願校選びは慎重に...と何度も言うには理由があります。都立高校の入試は厳しいからなのです。

都立高校入試の入試状況について

都立高校が第一志望の人は、都立高校がどの程度厳しいのか知っているでしょうか。
近年、「前よりも都立高校は入り易くなった」とか「普通科で3次募集まで行った学校があったらしい」など、耳にした人もいると思います。
それは事実。
でも、入りやすいというのは最も厳しかった時期と比べての話で、受験生が全員志望校に合格できるわけではありません。以下の表は2019年の都立高校の入試結果の表です。

都立高校入試結果2019
都立高校入試結果2019

都立高校は、推薦と学力選抜の2度のチャンスがありますが、推薦はとても狭き門なので、女子の合格者は3人に1人以下、男子は5人に2人以下となります。
多くの人が受験する学力選抜の倍率は推薦より低いものの、それでも男女とも1.41倍なので残念ながら落ちる生徒もいます。決して油断はできません。

ちなみに、都立第一志望の生徒が推薦と学力選抜のどちらかで合格できる倍率を推計すると、普通科の男女とも1.33倍。4人のうち1人は都立高校に合格できず、私立高校に進学しています
3年間を通う高校になるかもしれない、だからこそ併願校選びがとても重要なことがわかってくれたでしょうか。
第一志望校と同じぐらいの気持ちで、通学時間、大学進学率、校風などをしっかりチェックしましょう。
実は、併願優遇制度を用意しているのは、中堅までの私立高校が中心で、上位校は制度があっても基準が高くて利用できる受験生が限られる場合が多いです。受験校の選定で迷ったら、学校や塾の先生に相談してみましょう。

栄光ゼミナールの都立高校受験対策について

栄光ゼミナールの高校入試対策コースでは都立高校受験に対応できる学力の養成と調査書点(内申点)のための定期テスト対策など、志望校合格のためのサポートを行っています。
定期的な面談で、進路相談も充実。豊富な情報量により、1人ひとりの希望にあった学校の紹介や併願優遇制度の解説もいたします。

豊富な指導実績に基づく進路指導

栄光ゼミナールは毎年数多くの中学3年生を志望校へ導いています。
そのため、近隣高校の情報はもちろん併願優遇制度の情報も豊富です。併願校選びなどのお悩みがでてきましたら、ご相談ください。
どんな高校に通いたいか。どのような高校生活を送りたいかなどの要望を伺い、希望にそった高校をご紹介いたします。
栄光ゼミナールは偏差値の高い高校を目指すのではなく、生徒1人ひとりの夢がかなえられる高校に進学し、充実した高校生活を送れるようにサポートしています

学習や受験に関するご相談など、
栄光ゼミナールに気軽にお問合わせください

定期テスト対策も充実

都立高校の入試は中3の内申点が重要です。
しかし、中3だけ頑張っても上がるものではありません。中学1・2年生から定期テスト対策をきちんと行うことが3年生の成績を作っていくのです。
栄光ゼミナールでは、定期テストで高得点をとれるよう学習を行っています。

学習や受験に関するご相談など、
栄光ゼミナールに気軽にお問合わせください

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