高校受験の偏差値とは?その意味や活用の仕方を解説!

更新日:2024/01/24
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うーーーん。

それ、高校受験のガイドブックでしょ?何かわからないことでもあった?

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サッカーが強いA高校が気になってたんだけど、偏差値表で上の方にあってさ…。

たしか、偏差値って数字が大きいほど頭が良いって意味だよね?

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A高校って頭が良くないと受からないんだなぁ。サッカー部に入りたかったけど、俺には無理だわ。

情報だけみて、諦めるのは早いですよ!2人とも、まだ模試を受けてないから、自分の偏差値を知らないですよね?

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そういえば…自分の偏差値がどのくらいなのか知りません…

それに、偏差値は今後の学習で上げていくこともできます。

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そっか。なんとなく諦めちゃってたけど、勉強すればよいってことですね。

そうです!高校受験の偏差値はあくまでも目安。数字にとらわれすぎないようにしましょう。

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目次

「偏差値」ってどんな意味のある数値なの?

学校選びのガイドブックには高校ごとの数値が載っていたり、模試の結果に記載される偏差値ですが、どんな意味がある数値か理解していますか?数字が大きいと頭が良いなど、わかったつもりになっている人が多いかもしれません。ここでは偏差値についてわかりやすく解説していきます。

偏差値とは?

偏差値とは、試験を受けた集団の中で自分がどれくらいの位置にいるかを表す数値です。平均点を偏差値50になるように変換し、その基準からどれくらい高い(または低い)点数だったかを表します。
たとえば、英語と数学の得点が共に80点だったとしても、問題の難しさによって平均点が異なるので、得点だけを見てもどちらが良い結果だったのか判断がつきません。しかし、偏差値が英語60、数学50だった場合、英語は平均よりも良い成績、数学は平均的な成績だったということがわかります。偏差値とは、自分の実力を相対的に把握できる便利な数値なのです。

偏差値の平均・基準はどのくらい?最高はいくつ?

偏差値は、平均からどれくらいの差があるかを表した数値です。そのため得点が平均点と同じであれば、偏差値は必ず50となります。自分の偏差値がわかったら、まずは自分が基準の50からみてどの位置にいるのかを確認しましょう。
ちなみに、高校受験のために受ける模試であれば、通常25から75の範囲に収まります。しかし偏差値に最高や最小の点数はなく、計算上は偏差値100以上や、0を下回りマイナスになる場合もありますが、このような事態は100人が受けた試験で、99人が0点、1人だけが100点をとるなど、極端な例ですので、万が一このような結果になった場合は偏差値そのものに価値がなく、自分に適した試験ではなかったと考えましょう。

まずは、模試を受けて自分の偏差値を知ろう!

偏差値がどんな数字なのかわかったら、次は自分の偏差値がどのくらいなのか確認してみましょう。
公立高校が志望の中学生であれば、志望校がある都道府県の入試に対応した模試を選ぶと良いでしょう。同じ公立高校志望の中学生たちが受験するため、ライバルと偏差値を比較できるようになります。模試は、偏差値の情報が得られるだけでなく、志望校合格の可能性をより正確に把握できます。さらに、都道府県ごとの出題傾向に即して作られていることが多く、入試本番のイメージもつかめます。また、解答から自分が思ってもいなかった苦手がわかることも。偏差値を確認するだけでなく、解説資料なども隅から隅まで目を通し、その後の受験勉強に役立てましょう

【首都圏のおすすめ模試】

東京Vもぎ(中3)
Wもぎ(中3)
神奈川神奈川全県模試(中1~3)
Wもぎ(中2・3)
千葉総進Sもぎ(中3)
Vもぎ(中3)
埼玉北辰テスト(中1~3)

偏差値の利用の仕方

偏差値は、志望校と自分の力の差を確認することができますが、学習の成果を測るための数値でもあります。成績表にある偏差値を見て一喜一憂するだけでなく、前回の模試からどのように変わったかに注目することが大切です。過去の自分と比べてどれくらい伸びているのか、逆にどれくらい下がっているのかを確認したうえでその原因を探り、学習計画を作っていきましょう。
また、模試の成績表に、各教科の偏差値ごとの得点を記した偏差値換算表がある場合は、目標とする偏差値に到達するために、あと何点必要だったのかを確認してみましょう。不正解になった問題は、なぜ間違えてしまったのかを細かく分析して、同じミスを繰り返さないことが大切です。

模試の対策って何をすればいい?

模試のために特別に何かをする必要はありません。模擬試験という言葉の通り、入試本番と同様に出題範囲が広いため、毎日勉強する習慣をつけることが大切です。定期テストで一夜漬けがクセになっている人は、まず学習習慣を身につける練習をしましょう。 また、模試の結果は体調などでも変わりますので、1回ごとの結果で一喜一憂せず、毎回間違いの見直しをきちんとして、入試本番まで気を緩めないようにするのが大切です。

高校受験をするなら、模試は絶対に受験しなければいけない?

模試は受けなくても問題はありません。しかし、定期テストでは自分の学力を正確に把握できないため、志望校との差が分からず、受験校を決定する際の目安がなくなります。また、模試は毎日の学習の成果を確認する機会でもあり、勉強内容の見直しや苦手分野の把握などにも役立ちます。そのほかにも、入試当日の時間配分や雰囲気に慣れる練習の場にもなりますので、定期的に受験するのがおすすめです。

模試によって偏差値は違う

偏差値の推移をみるためには同じ模試を受け続ける必要があります。なぜかというと、模試によって偏差値の数値が異なるためです。例えば難関高校を目指す、成績優秀な中学生が多く受験する模試では、試験を受けた集団全体の平均点が上がるため、偏差値が低く出やすくなります。
そのため、自分の学習の成果を確認するには、色々な模試を受けるのではなく、自分の志望校に合った模試を定期的に受けるようにすることが大切です。

高校受験における偏差値とは?

高校受験のガイドブックなどをみていると、高校ごとに合格の基準とされる偏差値の数値が出されていますが、この数値は参考程度にしてください。高校受験では、模試の成績表にある合否判定が良かったからといって、そのまま合格できるとは限りません。公立高校の入試は、筆記による学力検査の得点と内申点の両方によって合否が決定するためです。また多くの私立高校の入試では、面接作文などの試験も合否判定に利用されるため、偏差値の数値だけで安心するのは危険です。同じ偏差値でも、合格する人がいる一方、不合格になる人もいることを忘れずに、1点でも多く得点することを目指しましょう。

偏差値は志望校選びの目安程度に考えよう

偏差値は、自分の学力がどの位置にいるのかを客観的に確認できる数値です。もちろん志望校を決める基準として活用できる有効なデータですが、それだけで安易に志望校を決定するのは避けましょう。大切なのは、自分がやりたいことを実現できる高校を選ぶことです。今の自分の偏差値が足りないからといってあきらめてしまうのではなく、合格するためには何が不足しているのか、今後どれくらいの学習量を増やせばよいかなど、今後の学習計画に役立てることが重要です。
自分の行きたい学校を選べるのが高校受験ですので、自分が「行きたい!」と思える学校を探しましょう

どんな高校が良い?高校選びのポイント

のびのびと高校生活を思い切り楽しみたいと考えている人は、自由な校風の学校を良い学校と思うでしょう。しかし落ち着いた学校生活を送りたいと考える人にとっては魅力的には思えないかもしれません。良い学校かどうかは人によって違い、偏差値は関係ないのです。その学校でどんな学校生活を送れそうかイメージし、自分がやりたいことができる学校を志望校にしましょう。
「これから志望校を考えるから、高校のことなんてまだわからない」という人は、先輩が通高校や友だちが目指している高校、家の近くにある高校など、思い浮かぶ高校を調べてみましょう。いくつか調べていくと、興味のわくポイントがいくつか出てくると思いますので、そのポイントをメインに範囲を広げていくとよいでしょう。

こんなところをチェックしよう!

  • 学校の雰囲気やカリキュラム、設備などの学習環境
    校風や雰囲気が自分に合っている学校に行きたい
    カリキュラムに興味があり学んでみたい
    かわいい制服で学校生活を送りたい など
  • 通学時間
    家から近い地元の学校に通いたい
  • 部活動
    その学校の部活動に入り活躍したい
  • 卒業後の進路
    将来の夢を実現するために
    行きたい大学へ多くの進学実績がある

手抜きNG!志望校選びは受験勉強のモチベーションに大きくかかわる

受験勉強は長丁場です。勉強に身が入らずつらい日もあるでしょう。その時に、勉強のモチベーションになるのが、志望校に合格したいという気持ちです。
3年間という長い時間を過ごす高校です。「この学校に行きたい!」と思える学校をしっかり探しましょう。

高校受験対策は、栄光ゼミナールにおかまかせください

栄光の高校受験対策では都道府県によって異なる高校入試の制度や出題傾向、最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、苦手対策、定期テスト対策、志望校対策も、講師が生徒1人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生と隣り合わせでわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があります。自分に合った指導形態で合格に向かって効率よく学習を進めることができます。家庭学習指導にも力を入れており、志望校合格に必要な学習内容をご提案。また、模試の結果を細かく分析したうえで苦手分野を徹底的に対策することで成績向上につなげます。

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