筑駒・御三家中入試 傾向と対策2019

2019年 筑駒・御三家中入試 傾向と対策

去る3月17日(日)に行われたエクタス入試報告会で、エクタス各教科担当の教師が筑駒・御三家入試の傾向と対策について語っています。その時の様子を動画でご覧いただけます。

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2019年 筑駒・御三家中入試 傾向と対策

各学校別の傾向と対策について詳しくは、以下からご覧ください。
筑波大学附属駒場中
※pdfへのリンクです。
開成中学 ※pdfへのリンクです。
麻布中学
算数

麻布の入試では4科200点満点中、目標とすべき点数は120点です。算数は60点満点中いかに確実に40点を取るかが合格へのカギになります。速さ、数の性質、図形、計算パズルなど、頻出単元の中でもそれぞれの生徒に合わせて得点戦略を練り、予想模擬問題で得点力をつけましょう。

国語

麻布中の出題は、登場人物の奥深い心の叫びをテーマにした長文を題材に、1〜3行で心情を要約・記述するものが定着しています。また、最後には、本文のあらすじや心情をヒントに、大胆なイメージ力を駆使しないと容易に読み解けない、7〜8行程度の記述があります。長文読破力・心情読解力・記述構成力・想像力など、想定しうるあらゆる国語力を総動員してこそ制覇しうるものです。今年は家族の絆に触れた妹の心情変化と妹を思う姉の心情を書き分ける異性の心情を読み取る記述問題中心の出題でした。

理科

普段の授業で学習した各単元の基本原理をベースにして、その場で与えられる文章を読解し、思考問題・計算問題・記述問題といった様々な問題にバランス良く解答していく「現場力」が試されるのが麻布の理科の特徴です。本年の「コーヒーの科学」や「白金抵抗温度計のしくみ」などがそれにあたります。知識をベースにした学習やパターン演習による学習で身につける力だけではない、麻布独特の問題から必要な条件を読み込む力、問われていることを咀嚼する力、正しく答えを導き出す力を身につけましょう。正しく問題をインプットする力、問題の流れに沿った解答をアウトプットする力が必要です。

社会

5000字〜7000字程度の長い文章を読みこなし、全体の6割近くが記述式であるため、50分間の試験時間があるにしても決して時間的に余裕があるとはいえません。また、地理・歴史・公民といった分野の垣根を超えた横断的な出題が多いのも麻布の社会の特徴となっています。社会現象を、自分の考えだけに捉われず多角的な視点からとらえ考察し、記述問題を書く際にもひとつ答えを書いて満足するのではなく、複数の答えを書いていくトレーニングが重要です。

武蔵中学
算数

武蔵の算数は50分で約10問と、1問1問をじっくりと取り組む時間が与えられている一方で、絶対に外せない問題が存在します。武蔵ならではの平面図形・速さ・割合の問題がその典型です。これらをきっちりと得点しきったのち、独特のパズル問題のでき具合が勝敗を分けます。

国語

武蔵の国語は、文中傍線部の内容や理由を説明する記述問題が大半を占め、しかも、各設問は細かな条件設定も具体的な字数制限もないシンプルな問いかけになっています。そのため、徒に本文中の文言を長々と引用した要領を得ない答案や結論を短く記しただけの説得力を欠いた浅薄な答案が頻出します。 しかし、武蔵国語の求める答案は、自らの理解したところを、自分なりの言葉を使って、明快な論理構成で説得的に過不足なく論述された答案なのです。この要求に応えられる読解力・記述力を養成するため、添削指導・書き直し作業の積み重ねが必要になります。明快な論理で過不足なくまとめられた正しい武蔵合格答案のイメージが定着させることで、合格答案作成力が向上していきます。今年は桜蔭中学と同じ出典。特攻機のパイロットと島民の心情の交錯を読み取る意欲的出題でした。

理科

幼少の頃、何気なく手に取ったものに対して「なぜ?」「どうして?」「不思議!」「こんなこともできるんだ!」という経験をしたことはありませんか?単純な知識のインプットだけではなく、身の回りのもの、特に身の回りで起きている現象に対して興味関心を持ち、これまでに培ってきた「生きた理科」の力を問われるのが武蔵中の特徴です。本年も、その特徴の通りの出題でしたが、例年に比べて前半の問題は難度が高い出題でした。より科学的な思考が求められており、難度の高い実験観察問題やお土産問題に対応するために、さまざまな力を伸ばしていく必要があります。

社会

長いリード文や資料を読み取り、問題で要求されていることに正確に答えるためには、それを支える知識が確実なものである必要があります。知識の定着を怠らないことはもちろん、それらを人に説明できるくらいの高いレベルで理解しておかなければ、限られた試験時間の中で「どの知識を使って解くか」を取捨選択することは困難と言えます。その上で、問われていることを正確に読み取る力や、減点される隙を与えないような答案を書く力を鍛え上げていきましょう。

桜蔭中学 ※pdfへのリンクです。
雙葉中学
算数

雙葉の算数で求められる力は、与えられた問題文や図に公式などをあてはめて解いていく「テクニック」のようなものではありません。B4の解答用紙3枚、ほぼ10問の問題のほとんどに途中式を求められることから、雙葉の算数で求められる力は「丁寧さ」「整理力」「表現力」の3つであるといえます。しかし、どの問題も計算が複雑になることが多く、途中でストッパーとなる問題が混ざることも少なくありません。こういった問題で確実に点数を取るためには、粘り強く丁寧に問題に取り組むことが必要となってきます。この講座では過去30年分の過去問をもとに、雙葉の算数で確実に得点を伸ばす力を育成していきます。

国語

雙葉の国語入試問題は校風をそのまま体現しているかのようです。文章・問題とも雙葉志望生らしく純真な気持ちで読み、堅実に解答する、堅実に記述する、が基本中の基本です。その具体的解法のキーワードは「努力・感謝・反省・愛情・情熱・敬意・・・」などになります。その言葉にどのような意味を読み取るか、出題文にこめられた主題に迫り、記述は平易な言葉で素直にまとめていく力を必要とします。今年は「詩」の出題がありました。「あなたは自分をどちらだと思いますか、と一方を選ばせ、その理由を記述させる」という雙葉らしい出題もありました。

理科

30分50点満点で大問4問構成、小問数は25〜35問、知識、作図、計算などの様々な解答形式の問題が出されます。近年では、記述による解答形式の問題が多く出ていますが、本年は記述問題以外にも作図問題が複数出ており、また例年通り式を書く計算問題も出題されています。特殊な問題はありませんが、本年は難度が高い問題が多く含まれていることから、様々な力を高いレベルで身につけていくことが必要だとわかります。特に実験・観察問題、時事的な問題、身のまわりで起きている現象に対しては深い関心と理解を示し、それらの考察結果を正確に捉えることが雙葉の理科を攻略する鍵となります。過去の入試問題の演習だけではなく、様々なタイプの問題に挑戦して力をつけていきましょう。

社会

要求される知識のレベルはそれほど高くありませんが、「リード文や選択肢を丁寧に読み、見落としをしない」「誰でも知っているレベルの知識を正確に活用する」といった「隙のなさ」が問われる入試と言えます。特に、毎年出題される歴史の正誤選択や並べ替え問題は、過去問を使った練習をしつつ、一つ一つの知識の再確認を積み重ねることが重要です。加えて、地理の統計・グラフ問題の効率的な解き方を身に着けること、時事的な知識は意味も含めて理解するなど、すべてにおいて、きめ細かい丁寧な学習が要求されます。

雙葉中学
算数

女子学院中の算数は、40分で小問20?25問と、素早い処理能力と正答率の高さ、つまりは正確性をみられる入試となります。算数での失敗は合否に大きく影響を与えることとなるでしょう。女子学院中で毎年繰り返し出題される、マルイチ算・速さ・平面図形の求角と求積・パズル問題に大きく焦点を当て、体に女子学院中算数の真骨頂を馴染ませていきましょう。

国語

「なるほどA、しかしB、つまりC、で読み解く」
たとえば「(なるほど)消極的であるより積極的であることは良いことである。(しかし)積極性の中にも弱点、消極性の中にも良い点がある。(つまり)消極性の中に真の積極性もあるのである」というように女子学院の出題文の要旨を素早く把握する力がつけば、選択肢問題・抜出問題・記述問題の正答がすっと頭に浮かぶようになります。その感覚を徹底的に磨き、身につけ、答案に表せる力を磨き、女子学院合格を確かなものにしていきます。エクタスの分析では、女子学院でも記述問題の割合が、54%と半分を超えました。短く簡潔にまとめる「記述対策」は欠かせない学習となります。

理科

女子学院中は4教科とも配点が100点満点になっており、理科・社会の占める割合が他の学校に比べて大きい学校です。理科の解答用紙をみてみると、記号問題や計算問題だけではなく、記述問題やグラフの作図問題、生物の作図問題など、年によってさまざまな問題が出ていることがわかります。また、問題数が多いのも特徴で、女子学院中の理科を突破するためには、さまざまな分野のさまざまな形式の問題にスピーディーに対応する力が必要です。本年の入試で出題された気体・水溶液の知識問題やメダカの知識問題などのように、比較的時間をかけずに解くことができる問題がある一定数出題されていますので、これらの問題を素早く正確に解き、実験・観察問題や資料・グラフなどをその場で分析し、解答する問題で時間を使って、バランスよく正解していくことが合格への鍵になります。

社会

かつては問題解答速度の処理力が重視されていました。しかし、近年ではそれに加えて、与えられた情報から自分の持っている知識を使って思考したり、統計を分析する力も要求されるなど、知識一辺倒の学校ではなくなりました。近年では歴史の出題割合が高くなっていますが、その傾向も安定しているわけではないので地理・歴史・公民の3つの分野をバランスよく学習する必要は変わりません。テキストレベルの基本事項はミスなく得点できるように意味を理解した記憶を心がけ、基礎知識を早めに仕上げ、女子学院中の過去問題だけでなく、さまざまな問題を使って柔軟性のある実践練習をすることが有効な対策となります。

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