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「直接そこに現れて(表れて)いないこと」を読み取る
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「直接そこに現れて(表れて)いないこと」を読み取る

2018.11.29(Thu)

●自由が丘校:齋藤    ●カテゴリー:

 師走ももうすぐそこ、一年が経つのは早いものです。

 

 小6のみなさんは今まさに、受験する予定の学校の過去問題を解いていて、もうすぐ一段落、というところでしょうか。国語が難しい学校ほど、筆者の言いたいこと、表現したいことが回り道をして書かれていて、読み取るのが難しかったり、なんとなくわかっていても、自分の言葉で書くとなると難しかったり、苦戦している人もいるかもしれませんね。


  という話を突然始めたのは、アルゴゲームでも似たような能力を求められている、と思うことがあるからです。(入試が近づいてくると、どうしても試験の話をしたくなる塾の先生の性、というのもありますが)


  アルゴゲームでは、自分の手持ちのカード、相手の開いているカード、伏せてあるカードの色、などから相手の手持ちのカードを推理して、その数字を当てていきます。 その際、参考にしている情報はカードだけではありません。
  アルゴゲームが強い生徒は、相手の発言・行動(アタック・ステイ)、相手の表情をとてもよく見ています。つまり、盤面から読み取れる以外の情報を有効に活用しているのです。

 

 国語の入試問題でも似た能力が求められます。
 そこに書いている出来事だけを表面的に読み取るのではなく、(物語文であれば)そこにいる人物の表情、行動、(説明文であれば)筆者の、ちょっとした文末の工夫、そういったものから、表面に書かれていない小さな変化を読み取れるか、他人の頭の中を読めるか、を試されているのです。


  アルゴゲームはゲームだから、特に勉強には関係がない、とは言い切れませんよ。

「続・続・続・続・続・続・算数よもやまばなし」

2018.11.26(Mon)

●大宮校:宮下    ●カテゴリー:

前回の文末にあった問題です。


1+2+3+4+5+...+98+99+100 を利用して、


××1+2××2+...+99×99×99+100×100×100


を求めましょう。


この式には、どんな法則があるのか考えてみましょう。


1+2=3

1+2+3=6

1+2+3+4=10

1+2+3+4+5=15


と 1から順に足した数は 1,3,6,10,15,...

と続きます。


一方3回かけた数(立方数)の和は


××1+2××2=1+8=9=3×


××1+2××2+3××3=1+8+27=36=6×


××1+2××2+3××3+4××4=1+8+27+64=100=10×10


××1+2××2+3××3+4××4+5××5=1+8+27+64+125=225=15×15


と 1,3×3,×6,10×10,15×15,...

と平方数が続きます。


つまり 1+2+3+4+5+...+98+99+100 の答えを2回かけ合わせれば 1××1+2××2+...+99×99×99+100×100×100 の答えになるわけです。


1+2+3+4+5+...+98+99+100=(1+100)×100÷2=5050 ですから


××1+2××2+...+99×99×99+100×100×100=5050×5050=25502500 となります。


いかがですか。立方数の和が平方数になりましたね。算数は奥が深いですね。


ちなみに 前に出てきた 1,3,6,10,15,... という階差数列ですが どの隣り合う2数の和も平方数になります。 1+3=4=2×2 3+6=9=3×3 6+10=16=4×4 10+15=25=5×5 つまりこの数列の番目とその前の数の和は × になるわけです。


さて、今回も問題です。


次の等比数列(3倍の数列)の和を求めてください。


1+3+9+27+81+243+729+2187+6561+...+43046721+129140163


(答えは次回の算数よもやま話で)

記述の「イロハ」

2018.11.22(Thu)

●吉祥寺校:小島    ●カテゴリー:

 11月も下旬となり、受験生にとって残された期間は約二ケ月となりました。マラソンでいえば35キロ地点といったところでしょうか。そろそろラストスパートのタイミングを...という時期ですね。

 

筑駒の国語は、2018年度の入試では漢字以外は全問記述問題になりました。大学入試においてセンター入試が廃止され、それに代わるものが思考・記述重視の入試スタイルになることから、今後進学校でもますます記述問題を多く出題するようになることでしょう。以前、このブログで記述問題の考え方について書いたことがありますが、ここでもう一度記述の「イロハ」とも言える基本について書いてみたいと思います。

 

授業内で記述問題を解く様子を見ていると、低学年の生徒はもちろん、小5や小6の生徒でも「いきなり解答欄に書き始める」人が必ずいます。十字や十五字でまとめるならまだわかりますが、六十字、八十字という分量でもそのように解いていくのは感心しません。旅にたとえるなら、目的地がどこかわからないままさまよっているようなものです。

字数を多く書かせる記述問題にあたるときは「後ろから考える」という基本をおさえておきましょう。

まずすぐに決まるのが文末(終わり方)です。「なぜ・どうして?」と聞かれたら「~から・ため。」、「どういうこと?」と聞かれれば「~こと。」と、文末はすぐに決められますね。つぎに、解答することの「柱」(中心)となることがらを簡単に決めます。このとき、できるだけ「主語・述語」のかたちで考えるようにします。「何がどうしたから」「だれがどうだったこと」という感じです。これを問題用紙のすみにメモをしておくと、残り何字くらいつけたせばいいか、めどがたちますね。最後に修飾語、つまりかざりのことばとして何をつけたしていくか、メモに加えます。ここまで書く材料をそろえた上で、どういう順序で書き進めるかまで決めてから、解答欄に書き始めていきます。すでにそういう書き方に慣れている人もいるでしょうが、「初めて聞いた」という人は、ぜひこの方法で練習してみてください。初めのうちは時間もかかるでしょうが、慣れてくるとこの方が楽だしうまくいくと気づくことと思います。

 

自分の考えを思った通りに記述できるようになれば、記述問題での得点力が伸び、その結果国語の得点力も増していきます。受験生はもちろん、まだ受験まで時間がある5年生以下の人もぜひこのやり方を習得してください。

2018 御三家の哲学③

2018.11.19(Mon)

●自由が丘校・成城学園校:福井    ●カテゴリー:

  ~武蔵中の出題から~

人間は、今や、大半の仕事で、ロボットよりも能力的に劣った存在だ。それで、構わない。しかし、多くの人は、「人間こそが最高の存在である」という特権意識を脱していない。そこを突き崩してこそ、「人間とは何か」について本質的な考察を進められよう。(石黒浩)

 

あらゆる「技能」において、人間は、コンピューターより性能が低いと言わざるをえませんね。まず、この点を率直に自覚する必要があるとしています。その前提に立って、人間にしかなしえない、人間らしい特徴を見出し、希望を開いていこう、というメッセージを読み取ることができます。

 

~駒場東邦中の出題から~

家業廃業、父失踪、両親の身勝手そして離婚。高校を退学し、信頼する知人の実家にひっそりと身を寄せつつ、両親との決別と自立を覚悟。将来の職業や自分自身を深々とみつめる少年。寒き夜や/我身をわれが/不寐番(ねずのばん) 一茶 (ねじめ正一「むーさんの自転車」)

 

不遇な環境に置かれた青年の、魂の叫びが聞こえるようです。どんなに運命に見捨てられるかのように理不尽な日々であったとしても、自分から人生を投げたりはしない。否、むしろ、過酷な宿命は、己の心を鍛え、育んでくれさえするのだ!地を這うように、苦しみ、もがき、活路を見出すなかでこそ、真の自画像が紡ぎ出されていくに違いない!

 

~渋谷幕張中の出題から~

正体不明で予測不能な自身の「体」に注目。人間にとっては、体こそが全体であり、そこに関心を持つことが、リスクに満ちた自然を捉える入口にもなるはずだ。現代人よ、ごく一部の機能でしかない「意識」で、体や人生そのものをコントロールできると思うなかれ。(出典等無記名)

 

理性万能主義への警鐘ととらえるべきでしょうか。現代人は、ともすると、すべての事象を、科学的に分析・裁断し、その成果に基づいて計画された青写真に合わせて、世界を「進歩」させようと試みてきたといえるかもしれません。しかし、複雑微妙なる現実相は、そのような実験をあざ笑うかのように、ときに悠然と、また、傲然と屹立しており、それは、人間の頭脳の及ぶ範囲における小細工では、とうてい、手のつけられない代物であることが、皮肉にも科学の進歩と比例するように判明しつつあるようです。この、人間・自然・社会に対する総合的な理解の糸口として、私たちにとって最も身近な、自らの肉体の体感尺度に耳を傾けてみることを勧めています。

 

このように本年は、あらゆる次元から、人間存在の根源的な意味を問う文章が多く出題されました(興味のある方は、「2018御三家の哲学①②」も、合わせてご参照ください)

またいずれも、その「答え」を唐突に提唱するのではなく、解決のヒントになるであろう問題の周辺に必死に思索の糸をめぐらせたり、また、解答が見当たらないまでも、真摯かつ懸命に、直面する課題に向き合ったりしている傾向が顕著です。

受験生のみなさんも、まずは、これらの文にじっくりふれて、扱われている世界観を感じ取り、将来、自分なりの「答え」を見出すための素材をつかむ第一歩を踏み出してほしいと思います。

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