早稲田や慶應…近年の中学受験は大学附属校が人気!2019年中学入試の傾向を解説

2019年の中学入試は、予想を超える人数の小学6年生が中学受験をしました。背景には、小中高大と続く教育システムの抜本的な改革が動き出していることがあげられます。
将来のお子さまの教育の先行きが見えにくい状況ということもあり、2019年の中学入試では特に大学附属中学校の人気が顕著でした。

目次

近年中学受験では、早稲田や慶應、MARCHなどの大学附属中学校の人気があがっている

一時受験者の減少傾向にあった中学受験生ですが、2016年から再び増加しはじめ、2019年中学入試では、首都圏の小6卒業生のうち22.2%がなんらかの中学入試に挑んだことになります。
中でも、早稲田や慶應、MARCHの附属は志願者を大きく増やしました。その中でも2019年の中学入試でひときわ目立っていたのは、明治・青山学院・立教・中央・法政(いわゆるMARCH)系の大学附属中学校です。
2019年は明大明治中以外のすべての学校が受験者が大幅に増加しました。他のMARCH附属校も含めて、全般に合格ラインが上がり、難化が進行しています。

附属校人気の理由は、大学入試改革の実態が
不透明の影響が大きい

大学附属校の人気が出始めたきっかけは2014年末に中央教育審議会が高大接続システムに関する最終報告です。中学受験生が増加した2016年の受験生は、この最終報告が出されて以来、実質的に初めて中学受験に挑んだ世代でした。その後次第に新たな発信や報道が重なり、現在背は多くの保護者がセンター試験に代わる「大学入学共通テスト」やそこへの記述式問題の導入や英語教育の拡充(4技能化)などを中心とする公教育改革の概要を知るに至っています。
一方で、2019年の受験生が大学受験に挑む2024年の、大学入学共通テストには新学年指導要領に基づいてさらに改変が加えられることになっており、大きな方向性として簡素化・テストの複数回実施・理社科目への論述の拡大・コンピュータを使った入試であるCBT導入などが浮上しているものの、最終的にどのような形態になるか今の段階でははっきりしていません。
このように、この改革が小中高大を貫く教育理念そのものを根底から変える物であることが分かっているにも関わらず、大学入試という最も気になる部分には大きな不確定要素があり、不安感が募ります。
そうした中で、自身のお子さまのことを考えた際に、上位大学への内部進学が出来る大学附属校の人気が高くなることは必然といえるでしょう。

早稲田・慶應の大学入試は10倍以上の倍率も。大学入試はもっと大変!?

早稲田大学・慶應義塾大学の大学入試は、全国から優秀な高校生が集まってきます。
また、一年長く準備をして試験に臨む浪人生も加わります。そのため、学部によって競争倍率は10倍以上になることも。
中学受験と比べ全国区から受験者が集まる大学入試は、厳しいものであると言えるでしょう。

内部進学だけじゃない。大学附属中学校の魅力

早稲田や慶應、MARCHなどの大学附属校における、系列大学への内部進学率は総じて高くなっています。
その一方で、併設大学への推薦権を保持したまま、他大学の受験を認める附属校も増えており、他大学受験にもチャレンジできるようになってきました。(※一定の条件があります。)
高校・大学間の受験を考えなくてよいので、勉強はもちろん部活や学校行事、学校外の習い事など受験勉強以外にも真摯に取り組むことができるのも、附属校の人気になる魅力になっています。

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