中学受験期、お子さまの反抗期を上手に乗り切るには?

更新日:2024/04/17

子育てするうえで避けては通れない子どもの反抗期。人の話を聞かなくなったり、乱暴な態度や言葉づかいをしたりと、お子さまの突然の変化にとまどう方も多いのではないでしょうか。さらに、反抗期が中学受験期と重なってしまうと、受験勉強のサポートも難しくなります。そこで今回は、中学受験期のさなかにお子さまが反抗期を迎えた場合、どう乗り越えればよいのかについて考えていきます。

目次

なぜ反抗期があるのか

子どもの反抗期はなぜ起こるのでしょうか?まずはその原因を理解し、お子さまとの向き合い方を考えていきましょう。

原因は、心身の急激な成長にある

反抗期は大きく分けて2種類あります。1つめは幼児期に起こる第一次反抗期でイヤイヤ期とも呼ばれます。そして、2つめが小学校高学年から中学生にかけて起こる第二次反抗期です。この時期の子どもは体が急激に成長するとともに、精神面でも自我が大きく発達します。自分自身の体と心で起きている変化にとまどい、その焦りやストレスを周囲(おもに保護者)にぶつけてしまうために反抗期が起こります。お子さま自身はもちろん、保護者にとっても大変な時期ですが、反抗期=子どもの成長の証だということを理解して、落ち着いて対応する必要があります。

反抗期に起こること

第二次反抗期がはじまる時期には個人差がありますが、早いと小学校中学年にはじまります。反抗期には女の子と男の子で違いがあると言われていますが、その特徴を見ていきましょう。

女の子は「態度」が変わる

一般的に女の子は男の子よりも心身の発育が早く、人の心の痛みも敏感に察知できるようになります。しかし、「人がされたら嫌だ」ということをわかったうえで、話しかけても返事をしない、目を合わさないといった態度をとることがあります。また、女の子は小学校高学年くらいからグループを作って遊ぶようになるため、友人関係で悩むことが増え、そのストレスが反抗的な態度として表れることもあります。

男の子は「行動」に出てしまう

男の子は女の子と比べてゆっくり成長するといわれ、小学校高学年になっても自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手です。伝えたいことがあるのにうまく伝えられないなど、そのようなもどかしい気持ちがぶっきらぼうな言葉づかいや乱暴な行動とし表れるのです。力加減をコントロールできず、物を壊したり壁に穴をあけたりするのは、反抗期の男の子の特徴的な行動と言えるでしょう。

中学受験が反抗期に重なった時の対処法

中学受験を前にお子さまが反抗期を迎えたら、どうすればよいのでしょうか。いつ始まっても対応できるように、親としての心構えをお伝えします。

適度な距離感を保つ

中学受験に向けて頑張っているお子さまにあれこれサポートしてあげたくなるのが親心ですが、そうした行動を煩わしいと感じてしまうのが反抗期です。何よりもお子さまを優先するのをやめて、適度な距離感を保つようにしましょう。勉強の進捗や学校での友人関係について、根掘り葉掘り聞くのを控えることも大切です。過干渉を避け、そっと見守る姿勢が求められます。

「受け流す」スキルを身につける

お子さまの反抗的な言動にイライラする気持ちもわかりますが、いちいちまともに相手にしていては自分の心が参ってしまいます。何を言われてもサラッと受け流すくらいの心構えでいましょう。反抗的な態度をとるのは、自分を理解してほしいという気持ちが根底にあることの表れです。できるだけ穏やかな心を保つように、心掛けましょう。

頼られた時はしっかり話を聞く

何かトラブルにあった時、お子さまが一番頼りにするのはやはり保護者です。お子さまが相談してきたら、しっかりと話を聞いてあげましょう。その際は「ながら聞き」をせず、しっかり向き合って共感しながら聞くことがポイントです。話を途中で遮ったり、頭ごなしに否定したりするようなことは避けましょう。普段と様子が違う、暗く落ち込んでいる状態が続くなど、お子さまが発信するSOSのサインを見逃さないことも重要です。

学習面は第三者の力を借りる

反抗期の子どもは第三者の言葉であれば素直に受け入れることがあります。お子さまに何か伝えるべきことがある時は、第三者に協力してもらうのも効果的です。特に中学受験の時期なら、計画どおりに学習が進んでいるか、つまずいている教科はないかなど、確認しておきたいことがたくさんあります。お子さまが塾に通っている場合は、何でも相談できる、頼れる先生を見つけておくことをおすすめします。

栄光ゼミナールは、保護者の方の悩みも一緒に解決します

栄光ゼミナールでは、お子さまだけでなく保護者のみなさまのよき相談相手となり、合格までの道のりを支えていきます。反抗期のお子さまとうまくコミュニケーションがとれずお悩みの場合は、お子さまの個性をきちんと把握している講師が1対1で話をする機会を設けるなど、保護者の方の代わりに親身に対応いたします。いつでも気軽にご相談ください。

保護者の方がストレスをためないようにするのが大切です

中学受験は親子が二人三脚で進めていくもの。反抗期のお子さまと毎日向き合っていると、保護者にも大きなストレスがかかってきます。中学受験は長い挑戦です。できるだけストレスをためず、上手に乗り切るためのコツをつかんでおきましょう。

ストレス解消法を見つけておこう

お子さまと適度な距離を保つよう心掛けていても、どうしてもぶつかってしまうことはあります。そのような時のために、ストレスを解消するための手段を見つけておくことが大切です。読書や買い物、運動など自身がすっきりできることならなんでもOKです。反抗期の子どもと真正面からぶつかり合って、親子げんかしても何も生まれません。子どもの理不尽な言動は受け流し、自分の気持ちを切り替えるための時間を有効に使いましょう。

栄光ゼミナールなら、反抗期のお子さまの中学受験も徹底的にサポート

反抗期と中学受験が重なると、親に対する反抗が強くなりがちです。お子さまの成績や家庭学習で不安に思うことがあれば、いつでもご相談ください。栄光ゼミナールは生徒と保護者の相談役。受験の相談から反抗期のお悩みまで、お子さまと直接対話しながら解決策を見つける手助けを行います。
また、栄光ゼミナールの自立学習室「i-cot」を上手に活用することで、「塾では勉強、家では休息」といったように生活リズムを整えながら、学習習慣の定着を図ることも可能です。お子さまにとって入試本番までどのようなスタイルで学習を進めていくのが最適なのか、一緒に考えていきましょう。

栄光の中学受験対策では最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、勉強の進め方、志望校対策まで、講師が生徒1人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生の隣でわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があります。お子さまに合った指導形態で合格に向かって学習を進めることができます。

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