面接対策シリーズ1

 

第1回
面接試験が課される高校ってどんなところがある?

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<東京都> 都立高校|推薦入試

都立高校の推薦入試では、調査書のほかに個人面接・グループ討論(集団討論)・小論文が課されます。配点は高校により異なりますが、1,000点満点の配点の場合、おおよそ、内申(調査書)が400~500点作文・小論文が200~300点面接・グループ討論(集団討論)が200~300点というような構成となっています。

推薦入試は、内申点(調査書)の良い生徒が挑戦する傾向があるため、内申点の合格基準が一般入試よりも1~2割ほど高くなります。ただし、内申点(調査書)がオール5だったとしても必ずしも合格するとは言えません。学校によっては、最も高い内申で受験した生徒でも合格率が50%程度の学校もあります。(日比谷・西・国立・武蔵野北(女子)・立川・松が谷(女子)・八王子東(女子)・小岩(女子)・新宿など)。 一方で、最も高い内申との差が7以上離れていても合格者がいる学校もあるため、小論文や面接・集団討論に向けて十分な推薦入試対策を行えば内申点にやや自信がなくても合格は十分可能です。(大崎(女子)・雪谷(女子)・目黒・松原(女子)・豊多摩・向丘・高島など)。

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推薦入試は一般入試より倍率が高い「狭き門」

都立高校の推薦入試は、一般入試と比べて軒並み応募倍率が高い傾向にあります。各校平均50名程度という少ない募集枠に、約3.5倍もの応募が来るのです。中には4倍以上の倍率の学校も。

(例) 2017年度 応募倍率

文京

推薦入試 4.34倍 一般入試 2.05倍

城東

推薦入試 4.10倍 一般入試 1.53倍

豊多摩

推薦入試 4.24倍 一般入試 2.24倍

武蔵野北

推薦入試 3.30倍 一般入試 1.62倍

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都立高校推薦入試の面接試験は?

受験生1人につき、10分程度の個人面接試験が行われます。面接官の教員は2名以上です。志望理由・中学で頑張ったこと・高校で頑張りたいこと・将来の夢・中学校の部活動や委員会活動で学んだことといった基本事項の他にも、本校の校舎・生徒・先生で印象に残ったこと、本校の一番の特色とあなたの長所の関連性、校則・校風について、本校に来たことはあるか?など「その高校にどのくらい興味を持っているか」を聞かれます。そのような質問をする意図は、その生徒が「この高校に入学したい」とどれくらい強く思っているのかを見るためなのです。また、最近関心のあるニュースとその理由、電車内でのマナー、SNS(LINE/twitter/Facebook)など時事的なことで価値観を問われる場合もあります。

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2018年 実施日程 *参考

入学願書受付日

2018年1月23日

実施日

2018年1月26日・27日

合格発表日

2018年2月1日

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<神奈川県> 公立高校|共通選抜等

全日制高校では学力検査と面接試験が全員に課されます。各高校・学科・コースの特色に応じて、特色検査(自己表現や実技検査)を実施する場合もあります。学力検査は、2月中旬に行われる1回のみ。ただし、選考は、第1次選考(募集定員の90%)と第2次選考(10%)に分けて行われます。第2次選考では調査書を資料に使いませんが、定員の10%しか合格枠がありません。本番当日は学力検査と面接(別日の場合も)を行い、さらに後日「特色検査」を実施する学校もあります。

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神奈川県公立高校入試の面接試験は?

受験生1人につき、10分程度の個人面接試験が行われます。面接官の教員は2名以上です。出願時に、志望理由や自分自身の良いところなどを記入した面接シートを提出し、その面接シートと調査書の内容を参考にして進められます。面接シートは参考資料としての扱いで、得点化はされません。面接では2つの観点に分けて評価されます。


共通の観点

「入学希望の理由」「中学校での学習意欲」「学習以外の活動に対する意欲」など、面接シートの内容を参考に、すべての学校で質問されます。


学校ごとの観点

高校に入学してからの学習意欲や将来の展望、自分の長所・特性についてなど、質問内容は学校・学科により異なります。



なお、学校によって面接の得点差が全く無い学校、得点差が大きい学校、小さい学校と分かれます。一定の受け答えができれば全員に同じ得点をつける学校もあれば、面接で30点台~90点台と大きな得点差がつく学校もありますので、各高校の特徴を調べた上で、面接対策をしっかり行っておきましょう。

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2017年 実施日程(参考) *共通選抜等

募集期間

2017年1月30日~2月1日

志願変更期間

2017年2月6日~8日

学力検査

2017年2月15日

面接・特色検査

2017年2月15日~17日

合格者発表

2017年2月28日

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<千葉県> 公立高校|前期選抜

千葉県立高校(市立高校)の前期選抜は2日間にわたって行われ、普通科では定員の30~60%を決定します。学力検査の得点、学校独自の検査結果、調査書点、志願理由書(提出した場合)などの書類を資料にして、総合的に合否を判定されます。

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学力検査(1日目)

千葉県公立高校入試の一番の特徴は、英語のほかに国語でも放送による聞き取り検査(リスニング問題)が行われる点です。国語以外でも、問題や資料をしっかり読み解き、答えを記述する力が求められる傾向にあります。

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学校独自の検査(2日目)

面接・自己表現・作文・適性検査・学校独自問題・その他の検査から1つ以上の検査を選択して実施します。多くの高校は面接を実施しますが、面接と自己表現、面接と作文というように組み合わせて実施されることもあります。この2日目の評価方法については、「50点満点」「180点満点」と点数が出て加算される場合もあれば、2段階~5段階で評価して順位付けに使う程度など、高校ごとに方針が異なります。志望校の状況を調べてから臨むようにしましょう。

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調査書点(内申点)

中学校3年分9教科の評定を5段階で点数化した「評定合計点」をもとに計算されます。学校ごとの点数差をなくすため、個人の評定合計点に「全県の評定合計平均値」と「在籍中学の評定合計平均値」の差を増減して点数化しています。(全県の評定合計平均値は例年95) 前期選抜は、学力検査を500点満点で、多くの高校では内申を135点満点としています。一部の高校では内申の重みを変え、40点台~270点まで幅を持たせていますが、500点満点の学力検査の比重が高いため、学力重視の選抜といえます。

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千葉県公立高校入試の面接試験は?

個人面接または集団面接が行われます(高校により形式が異なる)。面接時間は10分程度です。面接だけで大きく差がつく(合否が決定される)ことはありませんが、模擬面接等で練習をした上で臨む方が良いでしょう。

(例)

八千代高校(普通科)

グループ面接/先生2名 生徒5名/約10分

佐倉高校(普通科)

グループ面接/先生2名 生徒7名/約10分

幕張総合高校

グループ面接/先生2名 生徒5名/約15分

津田沼高校

個人面接/先生2名/約3分

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2017年 実施日程 *参考

入学願書受付日

2017年2月3日・2月6日

学力検査

2017年2月13日~2月14日

合格者発表

2017年2月20日

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難関私立高校|早慶附属校の推薦入試

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早慶附属校推薦入試における面接

早稲田大学および慶応義塾大学の附属校は、学校成績にもよりますが、(学部にこだわらなければ) ほぼ全員が附属の大学に進学できることから、推薦入試においても高い倍率となっています(※)。推薦入試の場合、学力はもとより、受験生の人柄や価値観を見るために面接試験を何度も行う高校もあれば、20~30分と一人あたりにかける時間を長くとる高校もありますので、これまでの自分の活動や実績、考え方をまとめ、準備をする必要があります。
(※人気の学部を希望し、内部進学するためには、高校で良好な学校成績を取り続けることが求められます。)

面接での質問は、事前に提出する志願理由書や調査書の内容を基に行われます。ということは、志願理由書の作成=面接の準備と言えます。面接は、受験生が答えた内容についてさらに話題を深めていく「対話形式」ですから、回答を丸暗記していては太刀打ちできません。志願理由書に記載した項目について、面接で問われても問題がないように入念な準備が求められます。

大切なことは、受験生が「その学校でどんなことに取り組みたいと考えているか」という点です。志願理由書と一貫した内容を答えることはもちろんですが、多くの場合、面接官に「他の附属校ではなくなぜ本校を選んだのか?」「将来の夢と本校がどうつながるのか?」と聞かれることになりますので、「私は入学後○○に取り組みたいと思っています。それは貴校でしか取り組めないと思うからです。」などのように明確に答えられるようにしましょう。

第二に、面接試験では、面接官の質問に答えることを意識することが大切です。面接試験はあくまでも、面接官が聞きたいことを聞く、というものですから、質問内容を取り違えて「自分のしたい話」をすることのないようにしましょう。もちろん、大好きなことや「この話題ならだれにも負けない!」という話を軸にすることはとても大切ですが、面接の基本は「聞かれたことに答える」こと。考えながらで構わないので、面接官との対話を大切に、「何を聞かれているか」を的確に把握してから答えるようにしましょう。

推薦入試の出願資格は、9教科合計(5段階評価)で40以上、2の評定が無い、入学時からの欠席日数の合計が30日未満、資格試験などで優れた成績を得たなど、学校により様々な条件がつきます。早慶の推薦入試を目指すのであれば、中学入学当初から学業および部活動等に勤しみ、出願資格を満たす努力が必要です。

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早稲田大学高等学院(附属校)

自己推薦入試 (2017年実質倍率 2.92倍)

選抜方法

面接試験

どんな面接が行われる?

形式 個人面接
実施時間 約30分

質問の多くは、自己推薦書の内容を基に行われます。(志望理由、なぜ早大学院なのか、早稲田大学のどの学部に進学したいか、学校成績、部活動の実績など) その部活動になぜ所属したのか、何を学んだのか、良さと欠点、好きな選手、苦労したことなど1つの事柄について深く突っ込まれますが、面接官と対話する気持ちを大切に、曖昧な解答は避け、聞かれたことに真摯に答えるようにしましょう。

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早稲田大学本庄高等学院(附属校)

α推薦 (2017年実質倍率 3.24倍)

選抜方法

第1次選考 書類選考(活動記録報告書・出願者調書)
第2次選考 面接試験

どんな面接が行われる?

形式 個人面接
実施時間 約15分

1次選考で提出された活動記録報告書の内容が本当かどうかを確認することが主な目的なので、特に自己PR、志望理由、中学校時代に一番頑張ってきたことについて、何を聞かれても大丈夫なように準備しておきましょう。



吹奏楽部(ホルン)に所属していた受験生への質問例

・コンクールでどんな演奏をしましたか?
・どのような結果で東日本大会に進みましたか?
・吹奏学部はどんな部でしたか?
・ホルンの曲で知っているものはありますか?
・高校でもホルンは続けていきたいですか? など

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早稲田実業学校高等部(系属校)

推薦入試 (2017年実質倍率 2.34倍)

選抜方法

課題作文(60分間/600~800字)・面接試験

どんな面接が行われる?

形式 個人面接
実施時間 約10分

志望動機、部活動の実績、高校に入ってから何がしたいか、大学でやりたいこと・志望学部、将来の夢・目標などが質問されます。

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慶應義塾高校

推薦入試 (2017年実質倍率 2.5倍)

選抜方法

第1次試験 書類選考(入学志願書・活動報告書・志願者紹介文)
第2次試験 作文(30分間/400字)・面接試験

どんな面接が行われる?

形式 グループ面接(討論)と個別面接、計2回の面接試験が行われます。
実施時間 約10分

グループ面接

形式 受験生6人・面接官6人
実施時間 約20分
事前に考える時間が与えられ、1つのテーマについて討論を行います。

個別面接

形式 受験生1人・面接官2人
実施時間 約20分
志望動機、自己PR、得意科目とその理由、部活動の実績、将来の夢・目標などが質問されます。

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慶應義塾女子高校

推薦入試 (2017年実質倍率 4.33倍)

選抜方法

出願書類(入学志願書・推薦書・入学志願者調査書等)
適性検査(90分間/総合問題と作文200字)
面接試験

どんな面接が行われる?

形式 個人面接
実施時間 約15分


過去の例でいくと、選挙権年齢の引き下げ・少子化問題・裁判員制度など社会的な事柄について質問されたこともありますので、日頃から新聞やニュースに目を通しておきましょう。

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慶應義塾志木高校

自己推薦入試 (2017年実質倍率 3.27倍)

選抜方法

第1次選考 書類選考(入学志願書)
第2次選考 (午前) 作文・グループ面接 (午後) 個人面接×3回

どんな面接が行われる?

グループ面接(討論)と個別面接が行われます。

グループ面接

形式 受験生4人・面接官4人
実施時間 30~40分
入学志願書や作文とは関係のない質問が来るディベート形式の面接です。1グループあたり、3~6題程度の質問が与えられます。グループ間で話し合う場合や、個人で考える時間が与えられる場合もあります。

個人面接

形式 受験生1人・面接官1人
実施時間 約15分×3回(*面接官や質問内容が異なります) 事前に書いた作文・自己推薦書を基に面接が進みますが、最近気になったニュースや環境問題など社会的な事柄について質問されることもありますので、日頃から新聞やニュースに目を通しておきましょう。

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2017/07/13 | 

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